お金の貸し借り

このネタ、いつかずっと書きたいと思いながら書いていなかったズバリ、スリランカお金事情[[pict:money]]なんですけど。

スリランカに滞在していると必ずと言っていいほど聞くのが
「スリランカの人からお金を貸して欲しいと言われた」
とか
「頼まれて貸した」
という話。
これ、対日本人、対外国人ではとても多い話です。
そしてお金は戻って来るとか来ないとか・・・[[pict:alien]][[pict:ase2]]
でも、こういう話ってよく聞くけど、実際にスリランカの人たちは何がどうなって外国人である自分にお金を貸して欲しいって言ってきてるの?って考えたことはありますか?
たぶんこの疑問って頼まれたことがある人は必ず考えることじゃないかと思うんですけどね。
今日はその仕組みについてちょっと。
まず、イメージしないといけないのは、日本で考えるとお金に困ったからと言って通常友達にお金の無心をしたりする感覚があるのかどうかってこと。
たぶんその答えは「ない」なんじゃないかと思うんですけど、更にそれを日本滞在している外国人にするって感覚はもっとないんじゃないかな〜?
まずはそれをしっかりと頭において考えないといけないと思います。
もちろん、スリランカでも友人にお金の無心をするってよっぽど仲の良い人じゃないとしないです。
じゃあ、どうして外国人にそういう話を持ちかけるの?
と思うわけですが、それを理解するのにはその前にスリランカの人たち同士のお金の貸し借り事情を知る必要があります。
通常、外国人が近くにいないスリランカの人たちの場合、日本と同じように方法はいくつかあって、
銀行でお金を借りる。
ローンを組む。
質でお金を借りる。
友人にお金を借りる。

などなどの方法を使うわけです。
一番安心なのは銀行でお金を借りることなんですが、もちろんですが審査に時間がかかったり審査が通らない可能性もあるため、緊急を要した場合には使えない可能性があります。
車や家を購入する場合には各会社でローンを組むこともできますが、その場合やっぱり審査がちゃんとあって、支払いができなくなった場合にはすぐにローンを組んだ対象の物はローン会社で差し押さえられてしまいます。
ということでそういうお店の前には支払いができなくなって引き取ってきた車やスリーウィラーが並んでいて販売されちゃってることにもなるわけです。
で、その次の質などでお金を借りる。
これはちょっとお金がないという時によく使われる方法で、数千ルピーの話なんかであれば友達にお金を借りる感覚で借りちゃうこともある手軽な方法です。
看板を出しているお店ではなくお金がありそうな人のところへ行って交渉することもあるので借りる相手とか金額によって本当に利率はまちまちです。
例えば7000ルピー〜10000ルピーくらいで買った携帯電話を持ってきて
「2000ルピー貸してください。1週間後に2500ルピーで返します。」
このくらいのことはお金を貸す方が気に入れば簡単にできる方法。
50万以上するトラックを持ってきて10万借りて利息は毎月10%とかそういうこともできるわけで、そうすると1カ月後には11万になって返ってくると思えば貸す方としてもある意味良い臨時収入のような感じ。
ただし、お店ではなくて個人のお金を持っている人にこういったことを頼む場合、結局期日までに返せるの返せないのでトラブルになる事は多いので、貸す相手も、貸し方についても本当に注意が必要です。
長年付き合いのある顔見知りの人にしかやらないとか、弁護士さんに必ず入ってもらうとか、貸す側としても条件をいろいろつけて、細心の注意を払ってやらないといけないです。
そして、質状態で借りることをしなくても良いほど仲の良い友達がいる人がやるのが友人から無担保無利息で借りること。
ただし、これは何かビジネスをすることを理由にするのであれば難しく、本当に日々の生活がままならない時、お互いに助け合う気持ちで相手にあげたと思って貸すのでなければやりません。
というのも無担保無利息で貸すなら他に質状態で貸せるような話はゴマンとあるわけで、そちらに貸したほうが貸す本人としても利益になるから。
だからこそ友達であったとしてもよほどのことがない限りお金を貸してとは言わないし、貸してと言う時には結局担保と利子を渡すつもりで話を持って行かないといけないことになるわけです。
世の中、自分が辛いだけではなく、周りの人も同じように辛いこともあることを考えてお願いするなら相手に利益のある行動をしないといけないということ。
そう考えれば無利子でお金を貸してとは言えない!
そういう状況になるわけです。
で、それでなぜ外国人にお金を貸してというのか。
スリランカの人たち同士の貸し借り状況を踏まえて考えれば分かるんですが、外国人にはスリランカ人同士でのお金の貸し借りで担保あり、利息ありで貸し借りをしている状況が見えにくいわけです。
そしてスリランカは日本よりも物価が安い国だという気持ちがどこかにある。
だからこそお金に困ってるんだよね・・・という話を聞くと
「かわいそうにと思って貸してあげちゃった」
とか、そういうことになるわけです。
でも、そこで知っておかなくてはいけないことは
「お金に困ってるんだよね」
と話を持ちかけられた時点で、下心がある事。
外国人なら無担保、無利息で貸してくれるチャンスがあることを知っているから。
いつか返すと言っても、スリランカ人同士が行うような弁護士に間に入って書面を残してもらうこと、担保となる物の価値をお互いにしっかり調べ、土地なら権利書を、車なら持ち主とローンの有無をしっかりと調べた上でお金の貸し借りを決めるような面倒な手続きをすることなく、権利書を見せるだけ、車を見せるだけで持ち主が誰かを知らないままそれなりにお金がある人なんだと信用して簡単に貸してくれることがあるから。
そしてもっと言えば、その口約束で貸してもらったお金、書面が残っていない以上法律を持ってしてもどうしようもなく、後で貸した本人がいくら返してくれと叫んでも借りた本人が知らないといえば無かったことになるわけです。
そのことを知っているから頼むんですよ。
ということで、その時点で下心がある事、分かりますかね〜?
もし「お金に困っていて・・・」
と今相談されている人がいれば、やっぱりそれは外国人に頼むのではなく、自国の国民同士で何とかできるものでもあるし、もしかしたら
「担保は?利息はいくらくらいで考えているの?」
という言葉を言うだけで相手は「簡単に借りられそうにない」
と思ってくれるかもしれません。
(とはいえ本当に担保、利息を払うつもりで話が進むとこれまた面倒ですけど。)
友情、愛情、そういったものがあると「いいよ、いいよ!」と羽振り良く貸してしまいたくもなるのかもしれないけれど、スリランカの人たち同士の貸し借りで利息が簡単に発生している中、外国人としてそんなに簡単に無利息で貸してしまわなくてもいいんじゃないかな〜?
といろんな話を聞くたびに思います。
ちなみに!
ここ最近のスリランカでの貯金事情ですが、銀行で1年間の定期をすると5%ほどの利子が付きます。
銀行以外の投資会社に預けると7%くらい。
数年預けると10%以上になるものもあります。
100万預ければ1年後には110万になることもあるということで・・・
銀行の利率がこのくらいであれば貸す時にだってそれなりの利率になるってことですね。
「お金貸して欲しいんだけど・・・」

そう言われたらもちろん自分の判断でいくらでも貸せばいいんですけど、その前にこんなスリランカのお金の貸し借り事情もあることを知っていると何か役に立つことがあるのかも?
そんなわけで、スリランカのお金の貸し借り事情でした。

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