ティーファクトリーホテルの食事

1泊しかしなかったのに、いろんなことを知ることができたティーファクトリーホテル。
このホテルの特徴をもう1つ。
日本でも比較的知られている話だけど、ヌワラエリヤの紅茶畑や紅茶工場で働くのはタミルの人たちが多いんですよね。
このホテルもヌワラエリヤのこんな奥地にあるので、働いている子たちもタミルの子が多く、レストランで働いている子の中にはシンハラ語がわからない子もいました。
どちらかというとタミル人口の多いこのホテル。
ブッフェにもタミル料理がいくつも取り入れられてました。
実はずっと食べたいと思っていたマサラトーセイとサッカレーポンガル(タミル料理の甘いキリバトゥ。右のご飯デス)

こっちはプレーントーセイ。
辛くないのがいいと注文したら
「プレーントーセイでチーズ入りにしたらおいしいですよ。」
と目の前で作ってくれました。
こんな風に作るの!?ってびっくり。


これも左に乗ってるのはサッカレーポンガル。

ここのコックさんがいたので話をしてみたところそのコックさんもこの辺りの出身で海外へ料理をして働いていたそうです。
そうしてここにできたホテル。
みんな紅茶と野菜とで生活をするしかなかったこの場所にホテルができたことによって、この土地の若者たちはこれまでなかったホテルで働くという機会を与えられることになり、外国人の食生活を知り、料理の道を進んで、このコックさんの後に続こうとする若者も出てきてくれているそうです。
「地域の発展としても、こういう高級ホテルを知らない若者がここで働き、世界へ目を向ける事ができるようになったことも含め、このホテルは私たちにとってもとても重要なものになっているんですよ。」
そうコックさんは話してくれました。
確かに、このホテルの周りはきれいな茶畑が広がっているんですが、ホテルの裏には小さな家もぽつぽつ見えます。

そこにど〜んと建っているこのホテル。
周りの家から見ると一見似合わないような気もするけど、以前あった紅茶工場がこのようにリフォームされて使われることによって、地域への貢献にはなってるんだな〜。
そういう意味でお客さんも学べ、土地の人たちにも利益をもたらしている・・・
相互に作用し合っているとてもおもしろいホテルでした。
もしスリランカ旅行でこのホテルに泊まれるチャンスがあったなら、きれいさを見るだけではなくて、ここで働く人たち、料理、コンセプト、いろんなものも一緒に見て感じていってくださいね!

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