キングココナッツの収穫

今週も田舎の家にモロヘイヤの様子を見に来てみたところ、アンマーが
Keiko、タンビリ ボナワダ?(Keiko、キングココナッツ 飲む?)」
最近飲んでなかったし飲みたい!というと
「それならちょっと待ってて。おじさんに話してくるから。取ってもらってお茶でも飲んでってもらおうかね。」
この家の周りにはポル(ココナッツ)・タンビリ(キングココナッツ)がたくさんあって、木に登れるおじさんがちょうどこの家の小さなカデ(お店)におしゃべりに来ているらしい。
頼んで取ってもらおう。ということで
「ちょっとタンビリ取ってよ。」
キャラニヤだとそれを職業にしている人たちが家々を回って取っていくけど、ここではココナッツの畑でもない限りそんなのもいらないみたい。
頼まれたおじさんも
「は〜、いいよ〜。」
ということでその辺の布を輪にして足に引っ掛けると木に登り始めた。

足に輪っかにした布を引っ掛けて登ります。

下では同じくタンビリを楽しみにしているマッリ(弟)と隣の家の小学一年生Iくんもロープを持ってお手伝い。

いくつか実を落とすだけならマッリも気が向くと登って落とすらしいんだけど、今日は一房ごっそり取るということで手馴れているこのおじさんに頼んだらしい。
気に登ったおじさんがロープの端に切り取ったタンビリの房を結んで、それをマッリとIくんがゆっくりと下へ下ろす。

写真を撮ってもらうのがうれしいのかおじさん、
カメラ目線で「撮って!」って顔してます。


紐につけたタンビリをゆっくり木から下ろします。

こうしてタンビリの収穫終了。
おじさんはまたカデに戻って出してもらった御礼の紅茶を飲みながらしばらく話して帰っていった。
今までキャラニヤの様子は見てきたけどそれは都会のスタイルで、紅茶1杯でタンビリを取ってもらうなんてやらない。でも田舎だとまだ今でもこういう風にみんながお互いに助け合って生活してるんだな〜。
そんな風に感じた。

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