シンハラ語が難しいわけ

このブログを見て以前よりも頻繁にシンハラ語の勉強の仕方について相談を受けることが多くなってきた。
その相談の中でも、私の実感としてもシンハラ語が難しいと思うのは話し言葉と書き言葉があるから。
いろいろな本でも話し言葉と書き言葉があることは紹介されているけど、その話し言葉と書き言葉の詳しい違いってあまりわからない。
特に書き言葉については詳しく書かれても正直理解するのが難しい。
私はシンハラ語はみんなと話すことで学び、徐々に語彙を増やしてきた。
どちらかというと実践することを重視して勉強は実践の後から付いてきたイメージ。
だからシンハラ語のウンチクについては正直弱い。
そんなKeikoも苦手なシンハラ語の動詞についての話が大学院の授業であった。
『シンハラ語の動詞というのは話し言葉と書き言葉の違いを見ると歴然である。
というのも話し言葉において文末の動詞の変化は2種類なのに対し、書き言葉では25種類に増えるからである。』

どうしてそんなに種類が増えるの!?と思うかもしれないけど、それが主語が一人称なのか、二人称なのか、三人称なのか、更にそれは男性なのか女性なのか、命があるものなのか、ないものなのか、過去なのか、現在なのか・・・そういった変化によって動詞の最後が変わってくるということ。
え〜!と思うかもしれなけどスリランカの人たちはこれを学校などで文章を書くことによって徐々に勉強し、大学入試にあたるAレベルにシンハラ語を選択するとこういった動詞についても試験で聞かれることになる。
逆に言えばOレベルまでで勉強を止めてしまった場合なんかはシンハラ語の書き言葉についての勉強もそんなにしないまま終わってしまう可能性があるし、Aレベルでも理系だったり英語に比重がある選択をしてるとシンハラ語についてはそこそこ書ける程度で勉強は終わってることもある。
このブログを見て相談を受けるときにもよく
「シンハラ語の勉強をしたいのですが、書き言葉がわからないんです。」[[pict:mail2]]
というのは当然。
だって25種類ある語尾に立ち向かおうとしているわけだから。
だから・・・
そんな25種類に最初から立ち向かおうと思わず、最初は話し言葉の2種類に立ち向かってください!
とにかく!
シンハラ語が勉強したくて困っているという方は難しく考えずまずはできるところから、わかるところから少しずつが基本。
まずは意味がわからなくても、書き順がわからなくてもいいから文字を写してみる。
そうして読み方の法則(文字の構成)を覚える。
一番最初にできるのはそういうことじゃないかと思う。
日本で外国語といえばまずは英語かもしれないけど、シンハラ語は英語のアルファベットとは似ても似つかない文字。
だからこそ英語のように簡単にはいかない。
だからといって無理ということも絶対にないとKeikoは思う。
でも英語を勉強するように学んでは確かに無理。
それぞれの言語によって学ぶ方法というのは違うし、それに合ったやり方は絶対にあると思う。
Keikoが思うシンハラ語についての救いはシンハラ語の文法は日本語ととても似てる。
主語−動詞の順番で言葉が並んでいることを考えても英語が苦手な人にも受け入れやすいんじゃないかと思う。
私も英語は苦手だけどシンハラ語はここまでこれちゃってるわけだし。
シンハラ語が勉強したいけど悩んでいる方、とにかく興味のある簡単なことから、わかることから、始めて難しいことは後回し、少しずつ、少しずつ飽きない程度にやっていってくださいね!
みんなで一緒にがんばりましょう!![[pict:good]]

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