シンハラ語で紅茶

シンハラ語で紅茶はテェー。
これはシンハラ語が話せない人でも知ってる場合が多い。
英語のティーの発音にも似てるし覚えやすいこともあるのかも。
でもこのテェーとティーってシンハラ語的に言うと
一緒だけど違う。
違うけど一緒。

テェーは確かにスリランカでも英語から来てシンハラ語化した言葉かもしれないけど、ティーとは文字も音も別なものになる。
スリランカで紅茶を指すテェーをシンハラ語で書くと

英語のティーをシンハラ語で書くと

スリランカのお土産の箱なんかに書かれているのはシンハラ語でのテェー
ローカルな紅茶の袋に書かれているのも全部テェー。
シンハラ語ではあくまでもテェーになる。
日本語で言ったら紅茶って書いてあるみたいなものかな。

ローカルな紅茶の袋には全部テェーと書かれてる。
ちなみにその下に書かれている文章は
「ヒテェー ティエナ ホンダマ カハタ」
(心に ある 良い 渋み
=心に残るおいしさ)
ってとこかな?

じゃあ英語のティーってどういう時に言われるの?ってこっちはローカルなカデ(お店)とかで見かけることが多い。
スリランカでは英語を使うことを好むこともあるし、街のいたるところに英語表記がされてる。
お店の看板もアルファベットとシンハラ語両方表記することもあるし、日本よりもずっと英語の締める部分が多い。
そんなわけでローカルなカデにも英語的な表現でかかれることがある。
こんな感じ。[[pict:down]]

黄色い線の部分、
ティー エカック Rs30
(この場合はミルクティー Rs30)
プレーン ティー Rs10
(砂糖入りティー Rs10)

さらにこのテェーティーの違い。
日本語だと変化がわかりにくいけど、文字が違えばその音も違ってくる。
日本語でテェーはパソコンのアルファベットでタイピングする場合も「the—」でテェー
ティーは「thi—」でティー。
でもシンハラ語の文字を元にアルファベットに変えると
テェーは「the—」
ティーは「ti—」

「h」の文字がなくなる。

発音的には大したことないと思うかもしれないけど、シンハラ語を勉強していくとこの「h」があるのと無いのとでは大きな違いになってくる。
ちなみにこのthe−は日本語の発音で考えてテェーといえば大丈夫。
でもti—は舌を少し中に引っ込めて下の先を上あごにつけて、口は少し横に広げてティーと発音することになる。
シンハラ語の中では「tha」「ta」はまったく違う音になるし、
「da」「dha」も発音の仕方が変わってくる。
それをスリランカの人たちは会話の中でちゃんと別なものとして捉えて話をしている。
たった一つティーとテェーを取ってもこういった違いが出てくるところがおもしろいと私は思うけど・・・。
ちょっとマニアックすぎますかね??[[pict:piyo]][[pict:ase2]]

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