デルのカレー

最近、シーズンになってきてあちこちで見かけるようになってきたデル。
日本語だと・・・パンの木の実って言われるのかな?

私も大好物のデル
これも日本にはない食べ物だからわかりにくいし、同じ木の実と思いがちなんだけど、コス(ジャックフルーツ)とは別物。
今日はそんなデルのカレー[[EE:SE341]]
デルは切ったところがこんな感じ[[pict:down]]

になってるんだけど、切るとすぐに色が変わってくるからササッと切って、
中心の部分と皮も切り落として

8つに切ったところ

中心と皮も切り落とします。
*デルを切ると包丁にゴムがついたように滑りにくくなりますが、ココナッツオイルで落とすことができます。
輪切り(?)にしたらスパイスとラトゥルーヌ(小タマネギ)ミリス(チリ)、ルヌ(塩)なんかを入れてひたひたより少し少ないくらいの水で煮込む。

水を入れる直前はこんな感じ。
水が少なくなって柔らかくなったら・・・

この時点で食べるとこれまたほくほくでおいしい[[pict:symbol7]]
ポルキリ(ココナッツミルク)を投入〜。

蓋をしないでぐつぐつ煮込んだら最後に絶対に忘れちゃいけないデヒ(ライム)を絞って
できあがり!

できた!
今日はポルサンボーレと一緒にいただきま〜す[[pict:fork]]

ところでこのデルのカレーの最後にデヒを入れる話なんだけど、入れ忘れるとどうなるの?という方のためにちょっとスリランカの昔話を。
道を歩いていてもこの時期そこらじゅうに生ってるのを見るし、スリランカでもとても元気に育ってるデルなんだけど、

実は
元々スリランカにあったものじゃない。
デルというのは食べると体が重〜くなって動く気がなくなる食べ物。
ランデーシ(オランダ)だったかポルトゥギーシ(ポルトガル)だったかがスリランカの人たちをその効力で怠け者にしてなるべく楽にスリランカを植民地にしようと持ってきたものというのはとても有名な話。
でもこのデルを料理した時、スリランカの人たちは最後にデヒを絞って料理をするようになった。するとこのデルの体が重くなるという特性がなくなり、スリランカの人たちは怠け者にはならなかった。
そのためデルを与えてスリランカを植民地にする計画は失敗してしまったという。
実際私も以前デヒを絞るのを忘れてお昼ご飯に食べた後、夕方までしっかり寝てしまったことがあるくらいで身を持って実証済み。
みなさんもスリランカでデルを料理する時には
デヒを忘れずに絞ってくださいね![[pict:exclamation]]

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