パラウェニ パェラクンバー ラジャトゥマの未完成ダーガバ

昨日再度キャンディに戻ってきて1泊した後、今日はいよいよ旅も終わりに近いコロンボへ。
コロンボへ行く前にドライバーのDアイヤが
「せっかくだしちょっと寄り道して途中にある遺跡を見ていくのはどう?」
と連れて行ってくれたのがパラウェニ パェラクンバー ラジャトゥマ(パェラクンバー1世)の未完成ダーガバ(仏塔)。

大きすぎて写真には到底納まりません。
左下の遊びに来ていたスリランカの人たちと比べると大きさがわかりやすいですね。

以前私も一度見に来たことがあるんだけどこの未完成ダーガバ、ちょっと他のダーガバにはないものがある。
というのもその
このダーガバはパラウェニ パェラクンバー ラジャトゥマの生まれた場所がココだからココに作ろうとしたらしいんだけど、結局未完成のままになってしまった。
でもこのダーガバ、普通の仏塔のようなものを作ろうとしたのではなく、この土台の上にお茶碗を置いたような形にする予定だったのだという。
その形が特別で、もし出来上がっていたらスリランカでただ1つのダーガバになっていたのだという。
結局土台だけ作って終わってしまったため特別にはなれなかったけど、それでも構想だけ取ってもスリランカに1つだけなんだって。
ちなみにパラウェニ パェラクンバー ラジャトゥマって誰!?
と思ってしまうかもしれないけど、実はパェラクンバー=パラークラマバーフ。
ということでパラウェニ パェラクンバー ラジャトゥマというのはパラウェニ パラークラマバーフ ラジャトゥマ
ガイドブックなどに書いてある日本語で書くとパラークラマ・バーフ1世ということになる。
これだとスリランカの遺跡を見に旅行した方は思い出すかも?
パラークラマ・バーフ1世というのはポロンナルワの時代にいた王様でパラークラマ・サムドラ(ポロンナルワの美術館のすぐ脇にある湖)を作ったといわれている王様。
その他にも7階建てだったという宮殿跡など遺跡はいくつか残っているし名前もよく聞く王様。
でもこの王様が未完成のダーガバを作っていたことは私もここに来るまでは知らなかった。
観光するほどのこともないかもしれないけど、それでもこの辺りでは有名で、隣にはちゃんと美術館も作られているくらい。
数ヶ月前に美術館に来たときにはまだ作られたばかりで外国人の入場料もいくらか決まっていなかった[[pict:bomb2]]くらいだけど、興味のある人は探していってみてください。
場所は大まかに言うとケーガッラのコロンボ寄りの隣町、ネルンデニヤから南下したダェディガマ(Dedigama)にあります。

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