ホロスコープ

先日、ある方から翻訳のお願いをされた。
それはハンダハナ!(ホロスコープ!)
そんな話が来ると思っていなかったのでちょっとびっくりしたものの、ハンダハナの言葉についてはまったく知らなかったけど、ちょうどサースタリー(ハンダハナを見る人)のAアイヤに会いに行く予定があったし聞いてみたところ、二つ返事で
「いいよ。」[[pict:good]]
と言ってくれた。
ただ、スリランカの人でも間違いやだまされることの多いハンダハナ。
アイヤの条件は
[[pict:exclamation]]『やるならしっかりやろう、ハンダハナというのはとても重要で怖いもので、悪い心や間違いによって人の行動を左右することさえもできるんだからね。
頼まれたのなら正しい心できちんと訳そう、人生においても正しい心でいる事がいい人生を送るってことになるだろう?
だからできる限りの努力をしよう!』

というわけで、今日は午後からアイヤの自宅へ行ってハンダハナの解説をしてもらった。
文章はシンハラ語で書いてあって、それを私が日本語にする。
スリランカのハンダハナはインドから来ているもので、人生の星回りを最初は十数年単位の大まかなもので区切る。
その十数年の単位の内訳を更に数年単位で9つに区切ることになる。
細かくいえば、その数年単位のものを更に9つに分け・・・とやっていくことができて本当に細かく知りたいと思う人には数日単位で運勢を見ることもできるらしい。
ただ、そこまですると大変なことになるので、今回の場合は数年単位に書かれた文章だった。
ハンダハナの言葉はラグナ(星座)にしたって私は日本語名しか知らないしそもそも私もハンダハナは作っていないので、ラグナの内訳になってくる11種類の星周りについても教えてもらうのは初めて[[pict:piyo]][[pict:ase2]]
アイヤの持っている本の絵を見せてもらいながら翻訳していった。
でもこういう時に欠かせないのがSアッカの存在!
アイヤには最初から
「ノーナ(奥さん)もいないと良くないだろう。」
とSアッカがいる時間を選んでくれていたんだけど、翻訳を始めてその意味がよくわかった。
コミュニケーションはアッカのほうが数段わかりやすい。汗
今までのホームステイでもどこに行ってもそうだったけど、お父さんよりもお母さんのほうがコミュニケーションに長けている。
で、更にSアッカも実はハンダハナを見ることができるということで、途中からはアッカに解説してもらうことに。
気づいたらアイヤは上手に席をはずしてどっか行っちゃったよ![[pict:alien]][[pict:ase]]
そんなこんなで翻訳も無事終わったけど、お茶を飲みながらハンダハナについての座談会[[pict:item5]]が始まった。
ハンダハナというのはあくまでもそういう状態になる可能性があるという占いであって、それをすべて信じる必要はない。それが未来に必ず起こるというわけでもないから。
気づかないうちに終わっていることもあるわけで。。。
ただ、日々の生活の中で自分が今どういう状態にあるのかを理解した上で行動すれば、回避できるかもしれないというアドバイスの一つ。
それでもこれはとても不思議なもので、Sアッカのおばあさんのハンダハナを作った人の占いはとてもよく当たるからと、ある人が子牛が生まれた時間を持ってハンダハナを作ってもらいに行ったところ、その女性は
「これは人間の生まれるはずのない時間。これは人間のものではないでしょう?」[[pict:cow]]
と言ったのだという。
昔はハンダハナというのは本当によく知っている人がいて、そういう人たちの子孫や知恵を受け継いで来ていた人たちがいたものの、現在はそういった人がとても少なくなってきている[[pict:down_slow]]のだという。
スリランカではすごく[[pict:kirakira2]]重要[[pict:kirakira2]]なものなのに。
ハンダハナについての勉強を真剣にする人がいなくなってきたこと、もっとお金の稼げるいい仕事につきたい[[pict:symbol3]]と思う人が多くなってきたことがその理由で、アッカが言うにはハンダハナというのは今後はどんどん失われていく知識なんじゃないかな。
と言っていた。
初めてハンダハナを訳したけど、すごく勉強になった[[pict:kirakira2]]

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