ボールペン

日本へ送らなくてはいけないものがあったので家から少し離れた郵便局に久しぶりに行きました。
おう、久しぶり!
とにこやかに話しかけてきてくれた郵便局の職員さん。
この人、この郵便局で梱包担当の人。
でも、正直梱包は上手くありません。
でも自分では「梱包なら誰よりもうまいよ!」と思っている節アリです。
しょうがない。
今日はちょうどこの郵便局が立ち寄り易かったから。
そう思って話をしながらも他の仕事をしていた職員さん。
書くものを探していたところ、私の手にボールペンがあったので何気なく、私は彼にペンを渡し、彼もボールペンを受け取った。
そのまま数分話をして私の荷物発送しなくちゃ。
と思い、
「さっきのボールペンは?」
と聞くと、
「今話しながら返したじゃん!?」
私もあまりその辺話に夢中で覚えてない。
近くを通りかかるいろいろな人とも話をしてたし。
でもそのボールペンがないと今日はその他に書くもの持ってきてないよ!
かばんの中をいくら探しても見つからない。
そして、私は返してもらった記憶が全くない。
よく考えると職員さんが持って行ってしまってるんじゃないかと思うんだよね。。。
「ねえ、本当に返してもらった?私覚えてないし、かばんにもないんだけど??」
「え〜!知らないよ!!」

そう言いつつも私の手元に無ければ戻ってきていないのは確実。
彼がどこかに置き忘れた可能性はあるかもしれないけど、私に返してくれていないのも事実。
私のところに戻ってきていなければ言い方悪いかもしれないけど「取られた」ということ。
どうしよう??
どうする??

正直、この職員さんの「取っていない」言い方も、実はこれまでにやってくれた梱包も、それ以外の知り合い付き合いもあまり気に入っていなかったので・・・
「じゃあいいよ。ボールペンないし、途中で買って他のところで郵送するから。」
そう言って郵便局を後にしました。
荷物も10kg以上のものだったし、気持ちよく送れないなら日本までの到着も不安だし。
たかがボールペン、されどボールペン。
スリランカで楽しく生活しているからって私でも時には腹が立つことがないわけではないんですよ。
特に私は自分の身の回りにあるものを大事にしたい思いが強いのかもしれない。
更に普段書き物をすることが多い私にとってボールペンはとても大切な物。
たとえもうすぐインクがなくなるボールペンだったとしても!
本当に大切な物なんですよ。
たった10ルピー、20ルピーのボールペンでもそれは私の生活を力強く支えてくれてるかけがえの無いもの。
たぶん、私の逆鱗の1つはこれなんでしょうね。
とはいえ持って行った人から何とかして取り戻そうとまでは思わなくて、こういう場合無理だと思ったらすぐに円満にそこから立ち去ります。
ボールペンは私にとってはすごく大切なものだけど、その職員さんにとってはたぶん大したものでもない。
それで気分を害している私の事は何がどうなっても理解できないと思うから。
彼には彼の見方があり、私には私の見方がある。
そしてそれが寄り添わなければそれ以上のお付き合いはしないと決めてる。
考え方が違うし、第一に安易に返したと言い張る程度の考えしかないのであればこれ以上話をしても金輪際良い事はないと思っているので。
ボールペン、ごめん。元気でいてね!
と心の中で呼びかけてその郵便局を出て、他の郵便局で無事とても気持ちよく発送を終えました。
あのボールペン、せめてインクをすべて使ってもらえているといいんだけどな〜。
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ところで無くしたボールペンとは関係ないですが先日観てた映画に出演していたインドの超大物俳優。


この人の手元には、世界中のボールペンがあるんだとか・・・
ボールペンコレクターとかいるんですね〜。
元々コレクターだったらしいんですけど、集めているうちに会社もその事を知って新しいボールペンを作ると1本彼に納めるようになったらしいです。
日本の会社も送ってたりして・・・w
あ、インド映画知らないし、どの人?ってこの人です。
Amitabh Bachchan
(とはいえさすがインドの映画俳優、日本では紹介されないからなのかウィキペディアでも情報少な!!)
個人的にはこの映画のエンディングに使われているこの曲が・・・
嫌いじゃないです[[pict:futaba]](素直じゃないw)

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