久々の大学

10月末に大学院で一緒に勉強をしていたPちゃんから連絡があった。
[[pict:mobile]]「Keiko、結果が出たって聞いたけど、聞きに行った??」
結果!?マジで!!?出たの?知らないよ。そんなこと。

結果というのは大学院の試験結果のこと。
この試験に合格していれば次は論文を書いておしまい。
不合格なら来年以降の試験に再挑戦して合格したら論文を書いておしまい。
という流れ。
「すぐ見に行こうよ!」
と誘うPちゃんに
「別にいいよ。今度時間のあるときに行くから。結果が出ているならもう変わらないでしょ?
私、来週行くわ。今週は時間なさそうだし。。。」

先生たちにも私の試験の採点にはかなり迷惑かけてるだろうことは予想済みだったからどうも最近大学に顔を出すのが申し訳ない。
正直私が大学院でいいのかと思っちゃう。
だって、一緒に勉強してくれたこのPちゃんだって、元々キャラニヤ大学のシンハラ語スペシャル(4年制)に通った子。
そのPちゃん達が4年間みっちり勉強し、更に大学院で同じことを勉強しても難しいと必死に受けてた試験を私が受けて合格なんて、一緒に喜ぶのも申し訳ない。
かと言って不合格になったら困るのは困るんだけど。
ということで合格か不合格かは独りで静かにコッソリ見に行きたかったKeiko。
今日、やっと大学へやってきました。

どこかに張り出されてるかと思いきや、シンハラ語学科のオフィスにファイルがあるだけ。
「Keikoの名前あったと思うよ。IDの番号は?」
と聞かれていつもお世話になってるTさんに確認してもらい
「う〜ん・・・合格ね。」
と言われて終了。
あ、そうですか。ありがとうございます。
とか言ってこの合格者リスト作ったのTさんなハズ。
私の名前は目立つからその時に知ってるはずなのに
もったいぶらなくていいよ(笑)
あまりにも簡単に伝えられたので、もしかして受けた生徒全員合格とかなんじゃ・・・と思ったけど、どうも合格率は30%くらいだったらしい。
シンハラ語学科内ではあんまり実感もなくてそのまま出てきちゃったけど、大学の坂道を歩きながら徐々に実感が出てきた。
こんなん無理!絶対試験受からない!!
そんな風に思いながらこの道を上り下りしてたんだよね。。。


私、本当に試験合格させてもらえたんだな〜・・・。
大喜びではしゃぎまわるっていうこともなかったけど、
合格という意識が何となく心にストンと落ちた感じの小さな嬉しさを感じたのでした。
正直今回の合格はただただ私が合格したってだけの話じゃない。
先生たちも努力して私を合格にしてくれたことは明らか。
今まではただただ好きだったから。でやってこれたことだし、外国人用のサティフィケートコースだって知識というほどの専門的な知識はなかった。
でも大学院で教わったことはその比ではなかった。
一度、学科長に冗談で笑って言われたことがある。
「Keiko、Keikoが今回試験を受けるってことで私たちは心が痛いんだよ。」
その気持ちはわかる。
国立の大学として適当な事はできない。
でも外国からわざわざ学びに来ている学生を不合格にして帰国をさせることもできない。
キャラニヤ大学という大学の名前の元にいる先生たちもその狭間で大変なんだ。
その時に「私ってば、大変な事しちゃったな。」
そう思った。
だからこそ、この合格をもらってこれから私がしなくてはいけないのは先生たちにも合格を出してよかったと思ってもらえるように
今後も成長していくこと。
まずは大学院を卒業するのが当面の目標だけど、特にシンハラ語で大学院に進む外国人学生はめったにいないため、外国人学生に対する先生たちの期待は高い。
私が今回論文を書くことだって先生たちはみんな興味津々の様子。
私が「試験に通ったら論文を書きます。」と言っただけで、ふだん物静かな先生が大喜びで他の先生に話しかけたことがあって正直びっくりした。
でもそのくらいシンハラ語学科というのは外国人からは遠くなってしまっている特殊な場所とも言えるのかもしれない。
とにかく、試験は通った。
後は論文。
これからの1年がまた大変になりそうです。
でも・・・
私としてはここからもちょっと楽しみ。
がんばりますっ[[pict:kirakira2]]

タイトルとURLをコピーしました