今日の恵み

田舎の家のアンマー(お母さん)が部屋に来て
「Keiko、隣の家にランブータンが生ってるから盗みに行こう!」
っていうからついて行ってみた。
おもしろそうだったし。
隣の家って言ってもいつも家に遊びに来てるIくんの家だからホントに盗むわけではないんだけど。
でもこういう時ってスリランカらしい日本との感覚の違いもあって面白い。
隣の家の庭に裏の畑を通って入りこんで行ったら庭の前におばあちゃんがいた。
家の裏にはIくんのお父さん
最近事故にあってお父さんはちょっと歩くのが不自由になってしまったから仕事もなくて今は家にいるらしい。
盗みに行こうと言っていたのに庭に入った途端に2人にあいさつ。
「ランブータン取りに来たから。ケッカ(実を取るための長い竿)どこ?」
って取っていいかどうかも確認しないで取るよ宣言!
「Keiko、あれが良さそうね!あ、こっちも!!」
と勝手に取り始めたアンマー。
私は落ちてきた実を拾う役。
と思ったら庭にいたおばあさんが無言でビニール袋を持ってきた。
ここに入れろってことらしい。
そうして取っていたものの実のなっている枝が高くて思うようにケッカも届かない。
とアンマー、I君のお父さんに
「ねぇ、ちょっと取れないから木に登って落としてくれない??」
こっちの都合でいきなり庭に入ってきておいて木に登ってって要求していいわけ?
と思ったらI君のお父さんも
「イニマガ(はしご)がないと登れないけど、あるなら取るよ。」
と動きやすい服装に着替えてきた。
アンマーも
「イニマガならウチにあるから持ってくる!」
とイニマガも登場。
イニマガを持ってきておいてアンマー
「ところでアンタ、木に登れるの?」
ってアンマー、聞く順番がちょっと違う。笑
心配するそぶりを見せつつもI君のお父さんも快く木に登ってランブータンを落としてくれたのであっという間に袋もいっぱい。
更に落そうとするI君のお父さんに
「もう十分だから、いらない、いらない。」
欲しいって言ったりいらないって言ったり・・・笑
結局袋いっぱいのランブータンをもらって帰って来たんだけど、帰り際にランブータンをもらったのはアンマーなのに
「アンタんところ、ランブータン2つ3ついる??あげようか?」
持ち主が逆転してるようないい方w
「ウチ、あんまり食べないからいらないよ。持って行って。まだこれからも生るし。」
とI君のお父さん。
このやり取り、
日本とちょっと違いません??
いろんな意味で。

でもスリランカってこういうこと多いんですよ。
特にこの田舎の家はこんなもんです。
隣の家にあれば借りればいいし、余ってるならもらえばいい
隣の家のココナッツの木がウチの庭に生えていて、実が生ったら教えてあげる。
自分の敷地、隣の敷地、自分のもの、隣のものの境がすごくあやふや
ただし、そうなるにはそれだけの日々の交流をしていないといけないんですけどね。
でも日本ではなかなか見なかったことなのでKeikoにとっては
毎回新鮮で面白い
家に帰ってきて退屈しのぎに食べる
久々のランブータンはおいしかった[[pict:symbol7]]

ちなみに田舎の家のランブータン畑のランブータンは実がなるのがもう少し先。
生ったらランブータン狩りさせてもらおう[[pict:symbol7]][[pict:symbol7]]
その後、家の庭に生っていたパェポル(パパイヤ)をサルが取りに来たので急いで収穫。
今日の自然の恵みはランブータンと小さなパパイヤでした。

ところで今回もランブータンの食べ方を少し。
こんな感じのランブータン、

手で力を入れて割るとこんな風にプリッとむけます。
(歯でかじると簡単ですが、ランブータンはただでさえ熱い食べ物。
皮はもっと熱いので風邪をひきやすくなりますのでご注意。)


コロンと実を取ったら

周りを歯でかじるようにして食べます。
中にはこんな種が入ってます。

実がきれいに種から外れるランブータンが
食べやすいランブータン。
上手に外れるもの、外れないものは同じランブータンでも木によって変わります。
それは見た目ではわからないので食べてみないとわからないんですけどね。
というわけでおいしくて、実がきれいにむけるランブータンが
一番いいってコトですね。
ランブータンが生る時期にスリランカに来たら、
おいしくて食べやすいの探してみてください!

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