先生

マタニティネタが続いてしまって申し訳ないんですが・・・
今日は月1回の病院での検診でした。
コロンボの小児科専門病院にかかってるんですが、先生は本当にいい先生で優しいです。
もちろん会話はシンハラ語メインです。
私の先生は英語よりもシンハラ語で説明をしたがるんですよ。
結局患者さんに分かりやすいように優しく話しかけることも考えるとこういうところではシンハラ語の方が得意になるようで、先生を紹介してくれた知り合いも英語で話しかけても先生はシンハラ語で答えてくれるそうです。
私はどちらかというとその方が良く理解できるんでこの辺りもすごく助かってるんですけどね。
日本の妊婦情報とかあまり見ていないし、本当何も知らないのでいつもすごく初歩的な質問をするんですが、一つ質問するとすごくいろいろと時間をかけて分かるまで説明してくれるので本当に安心。
今日はこの時期の体重について聞いてみたんですよ。
私の場合、外に出かけることが多くてどうしても外食が多くなりがちだし、当然栄養も偏ってるハズ。
更にスリランカではどこへ行っても
「食べろ、食べろ!とにかくご飯を食べろ!」
という勢いなのであまり一生懸命食べてる気がしてない私の今の体重は問題ないのか?
という辺りが気になってたんですよね。
でも、先生の答えは
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体重ではなく、おなかを触る触診で赤ちゃんの大きさを確認してるし、その時の大きさに問題がなければ大丈夫と判断してるよ。
そして、Keikoの場合は全く問題なく順調に成長してるから。
昔は体重が7kg〜10kgとかそんな話があったし、1カ月に1kgずつ増えるとってそういうのを見たり聞いたりしたんじゃないかな?
でもね、今の最新の病院は体重というのは測らないんだよ。
この診察室にもそこに体重計はあるし、測りたければ測ってもいいけど、私はもうずっと使ってなくてね。
難しい話じゃないんだよ。
例えば10kg増えたとして、その体重の増加は赤ちゃんのために増えているのか、お母さんのものなのかって分からないでしょう?
昔は重さを目安にしていたこともあったけど、結局生まれてみたら小さな赤ちゃんで、太っていたのはお母さんだったってこともあるかもしれない。
それは結果的にお母さんの不健康にもつながるってことだよね。
スリランカのご家族に『食べなさい』って言われるんでしょう?(笑)
でもそれは真実じゃないから。
信じなくていいからね。
ご飯は繊維質の多いもの、スリランカで言う『ガメー キャーマ(村の食べ物)』と言われる野菜を中心にして、お肉、魚を食べすぎないように。
心配しなくてもこの時期栄養は1番に赤ちゃん、その次にお母さんに吸収されるし、そのために赤ちゃんは必要な栄養を必要なだけ自分で選んで吸収していくから。
Keikoは糖分、塩分を取り過ぎて、自分自身が太り過ぎないようにだけ気をつけて、無理をしないで食べられるだけのご飯を食べなさい。
Keikoは日本人だからね。日本ではお刺身だって食べるでしょう?あれも栄養価が高いから食べるといいんだよ。
スリランカの料理はこれでもかというくらい煮詰めてしまうからお刺身で取れるはずの栄養分も煮詰めることによってなくなってしまう。
でもだからこそその分薬(カルシウム、鉄分のサプリの薬)を処方してるってことなんだよ。
だから心配はないからね。
周りの大人から言われることは習慣や風習から来ている真実ではないことも多いからね。
信じなくていいんだよ。
Keikoは何も問題ない。
それは体重で知ることではなく、医者は触診で赤ちゃんの大きさを知ることができるし、それをすれば何週目の大きさかがわかるんだよ。
それが今のKeikoの妊娠してからの期間と同じであれば問題はないってことでしょう?
今、赤ちゃんはとても良い状態で順調に大きくなってるから。
心配はないよ。安心してね。
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って一言質問するだけでこんな感じで説明してもらえます。
先生、すごい。
でも、こんないろいろ説明してくれるので、一人の患者さんに対する時間が長いのも事実。
いつも人気の先生で、検診に行く1日前の日の朝に連絡してもすでに何人か予約が入ってるという辺りちょっと順番待ちが退屈だけど、でも自分の診察を終えて出てくる人たちはみんな安心した顔をしてうれしそうに出てくるのがきっとこの先生の面倒見の良さなんだろうな〜。
「次は3週間後に来てね。」
だそうで。
次の検診が楽しみです[[pict:heart]]

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