凧揚げの季節

スリランカ南西部はこの時期適度な風がふくから凧揚げの季節となる。
街中でもあちこちでたくさん凧を見かけるんだけど、今回は隣の家のIくんに凧をプレゼントしてみた。
実はIくん、凧揚げをするのは生まれて初めて。
この村は子供が少なくて学校でもIくんの同級生は5人だけ。
Iくんは家から学校まで20分ほど歩いて行かなくてはいけなくてそれほど近いとはいえない距離。
そうなると家に帰ってからみんなで集まって・・・というほど家が近くもないし、一緒に遊ぶ同年代の友達も少ない。
お小遣いなんてめったにもらえない村で、1つ150ルピーや200ルピーの凧なんて到底売られてない。
やりたければ自分で作らなくてはいけないけど、凧は友達と一緒にワイワイ作って揚げることに醍醐味があるわけで、一緒にやる友達がいなければ作る気も起きない。
今回、大学近くの道端で売っている凧を買って持って行ってあげたところ、大喜び!
さっそく組み立てて道路に出てみたものの、凧揚げの季節とはいえこの村では風が吹くのは午後1時から夕方4時ごろまでの短い時間。
風がなくて揚げられないけどどうしても揚げたいIくんは仕方がないから自分が走ることに!
電線の高さくらいまでは揚げられるとそれでも楽しそうなIくん。
でもこれじゃあ風に乗せて高く高く揚げることはできないし、まだその方法もわからないみたい。

お昼過ぎに風を待って揚げようね!と言っていたのに結局この日はお昼過ぎから雨[[pict:rain]]
明日、雨が降らなければまた挑戦しようね!!

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