日本のアノ山

スリランカに限らず日本を象徴する有名なものの１つといえば・・・富士山！[[pict:kirakira2]][[pict:fuji]][[pict:kirakira2]]
今日はその富士山についてのお話。
スリランカでは、どこで手に入れるのか富士山の絵や写真が飾ってある家が時々ある。
でもその富士山を飾るのを嫌うスリランカの人もいる。
私がホームステイしていた家がそうだったけれど、富士山だけは絶対に家に飾らないという家だった。
私はいつもカメラを持っていて写真を撮って回っていたからスリランカでも撮った写真を見せてくれと言われることがよくあった。
そこであるとき見せた写真の中に日本からスリランカに行く途中、飛行機の中で撮った富士山の写真があったんだけど、それを見たアンマー（お母さん）から即座に言われた。
「Ｋｅｉｋｏ、その写真ぜったい飾らないでね！[[pict:exclamation]]」
富士山はギニカンダ（活火山）であるということはスリランカの人たちでも意外と知っている人が多い。
ということは見た目はきれいだけど噴火する可能性がある山[[EE:AEB53]]
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それはギニ（火）という言葉から火が燃えること[[pict:fire]]を連想させる。
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家の中に燃える火があったらどうなるかということ、もちろんそれは火事[[pict:home]][[pict:fire]]になる。
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だから火事を連想させる富士山を家の中には飾りたくない。
家が火事になるから。
そんなバカな〜！[[pict:alien]][[pict:ase2]]
と思うかもしれないけど、そう思ってしまった彼らにも理由があった。
実は以前この家にも幸運を招くと言われる真っ赤な赤富士の絵[[pict:img]]があったのだとか。
それは知り合いから貰い受けたものだったけど、憧れの日本の山[[pict:fuji]]ということもあって大切に家の中に飾ってあった。
でもその後しばらくして家が火事[[pict:home]][[pict:fire]]になり、命からがら助かった。
その後いろいろあってその富士山の絵も他の人に譲ってしまったそうだけど、それからのち、その人の家も火事になったそう。
その原因がすぐに富士山とは思わなかったけれど、よくよく考えたら富士山の絵を譲ってくれた人の家も以前火事[[pict:fire]]になったことがあったっけ？と思い出した。
[[pict:light]]もしかして火事を引き起こした原因はあのギニカンダだった・・・！？
というわけできれいな外見をしているものの地底ではまだ活動をしているギニカンダの富士山は火事を引き起こす原因となるから家には飾らないで欲しい。
そういうことだった。
日本ではそんな話は聞いたことがなかったし、日本の四季のカレンダーの１月は富士山の写真[[pict:fuji]][[pict:sun]]というイメージもあるくらいで、そんなこと考えもしなかったけど、思わぬところで気にする人もいるんだなあとびっくり。
このウワサはかなりマイナーなのでもちろんかまわず飾っている家も見かけるから気にする人しか気にしないんだろうと思いつつも、誰もが知ってる有名な富士山だけど私がスリランカに行く場合のお土産リストには頼まれない限り入れない一品になっている。

スリランカで見せた富士山の写真。
日本からスリランカに行く途中といっても実際は名古屋のセントレアから成田空港に向かう途中に撮ったものです。