気になる言葉

以前滞在していた家に遊びに来ていた中学生くらいの女の子たちにある日、日本語を教えて欲しいと言われたことがある。
簡単な言葉を並べて箇条書きに書かれた紙に日本語訳をつけながら見ていくと・・・
コホマダ?(元気ですか?)
ホンダイ(元気です)
オヤーゲ ナマ モカッダ?(あなたの名前はなんですか?)
ママ ランカーウェ(私はスリランカ人です)
そんなよく聞かれる言葉に混じって
ピッスゥ
という言葉が入っていた。
このピッスゥという言葉、日本語で直訳すると「ばか」という意味になる。
「ばか」という言葉は日本では普段あまり使わないけれど、スリランカの「ピッスゥ」は日常的によく使われる。
いいことがあって大喜びしてる人を「ピッスゥ」[[pict:yellow19]]
友達と大はしゃぎして踊っている人たちを見て「ピッスゥ」[[pict:yellow1]][[pict:ase]]
異性が好きですぐに色目を使ってしまう人に「ピッスゥ」[[pict:yellow6]][[pict:symbol6]]
いろいろな使い方があるけどこの言葉、「ばか」という言葉よりももっと軽い意味「変な人・おかしい人・不思議な人」という意味合いで使うこともできる言葉。
こういうときに感じるのは日本語=シンハラ語で単純に訳すことはできても風習によって説明が必要になることがあるということ。
子供達には
「『ピッスゥ=ばか』だけど、日本では普段は気心知れた人であっても簡単に使ってはいけない言葉だから言葉はあるけど覚えないほうがいいよ。」[[pict:exclamation]]
って伝えたけど、こういうフィーリングってお互いの国の言葉の使い方を知っておかないと相手に不快感を与えることもあるから気をつけないと、と思った。
この日本語と似ている音の言葉についてのお話には続きがあるけど、今回はここまで。
ピッスゥという言葉が入っている歌を2つ、シンハラ語が聞き取り易そうな部分に訳をつけてみました。
聞いてみてください[[pict:symbol7]]
↓↓↓「その2 シンハラ語の歌紹介!へ」
       
*分類分けがややこしいので2つに分けました。(6月6日)

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