津波があった日

午前中、学校へ行って昼過ぎに寮へ戻り、洗濯物をしていたところシンハラ語学科のN先生から電話が掛かってきた。
「Keiko、日本で大きな地震があった。すぐにインターネットで見てみて!」
ちょうどパソコンも電源を入れたところだったので見てみるとホントだ、大きな地震があったみたい。
パソコンで調べるのが苦手な私はニュース速報などを見るしかなかったけど、大きな地震があったことはわかった。
先生から連絡が入った後1時間ほどのうちに4〜5人の友人から同じような連絡が入った。
寮のNアンティも心配して声をかけてくれた。
すぐに実家に連絡すると両親のいる名古屋は震度4で揺れただけでたいしたことはなかったという。
こういう時、無事でいてくれたからいいものの私がスリランカにいて両親が大きな地震や津波にあった時、連絡してもつながらないという状態になるわけで、そのときの状況を考えるだけでも怖いと思う。
実際そういうことになっている人たちがたくさんいるだろうことを考えるとそのとき、私はその状況に耐えられるだろうか??
それから用事があってキリバトゥゴダへ買い物へ出かけたけど、信号待ちをしていたら身なりの良さそうなオフィス帰りのようなお兄さんが二人、英語で話しかけてきた。
「日本人ですか?日本では今日、津波がありましたね?ご家族は大丈夫ですか?」
どうも会社で津波のことを知ったらしくまったく知らない人なのに声をかけてくれた。
「両親とは話しましたが無事にしています。ありがとうございます。」
シンハラ語でそう答えると
「ああ!シンハラ語が話せるんだね。僕達もとても悲しいよ、大きな津波みたいだけど、あなたの家族が無事でいるなら本当によかった!あなたも気をつけて家へ帰ってね!」
青になった信号渡りながらそう話して渡りきったところでさよならした。
スリランカの景色はいつもとまったく変わらないけど、津波のことを知って声をかけてくれる人もいること、もちろん彼らには大きな実感はないだろうけど心配してくれたことを心の中で感謝[[pict:tulip]]した。
*ブログの更新が追いついていませんが、スリランカでの津波に対する話は早くお伝えしたかったので先にUPしました。
過去の分も徐々にUPしますので待っていてくださいね!

タイトルとURLをコピーしました