病院の朝

デング熱で入院したラーガマの大学病院。
ここの病院では流動食が必要な人にだけ食事が出る。
とはいえ食事を乗せたカートが部屋の真ん中へ来て
「ご飯が欲しい人は取りに来て下さ〜い!」
と呼びかけるだけ。
その時にお皿を持って取りに行けばもらえるし、取りに行かなければそれまで。
なくなったところで終了。
ご飯を持ってくる人たちもこの部屋で流動食が食べたい人はどのくらいかは大雑把に予想しているようで、新しく入院してきた患者で希望する場合は初日は残っていたらもらえるし、そうでなかったら欲しいことだけアピールしておけば次から少し多めに作って持ってきてくれるらしい。
普通食が食べられる人は自分で用意。
(通常付き添いの人がいるのでその人が買ってきます。入院患者は部屋から出るのは基本禁止。)
そんな病院の朝5時ごろ[[EE:SE028]]
みんな起きだして、看護婦さんたちが血圧、検温、採血などを始める少し前、何かブツブツつぶやきながら両手に重そうな袋を持って歩いていく人がいる。
最初の日は何だろう?と思ったけど、よくよく聞いてみると・・・
「インディアーッパ(ストリングホッパー)、カダラ(ヒヨコ豆)、カオピ(小豆)、シーニサンボーレパーン(玉ねぎをチリと砂糖で甘辛く炒めたものをはさんだパン)・・・」[[pict:fukidashi]]
朝ごはん[[pict:medamayaki]]を売っている人でした。
でもこれが3人くらい売りに来るんだけどみんな同じように
「インディアーッパ、カダラ、カオピ、シーニサンボーレパーン。インディアーッパ、カダラ、カオピ、シーニサンボーレパーン・・・。」[[pict:fukidashi]]
とつぶやきながら歩いていくからかなり頭に残る。
正直食べたいとは思わなかったから買わなかったけど、他の入院患者さんや特に付き添いの人たちは朝食代わりに買っていたみたい。[[pict:gamaguchi5]]
その後しばらく、このつぶやき方がマイブームになったのでした。[[pict:piyo]][[pict:fukidashi]]

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