結婚式のケーキ

おとといもらってきた結婚式のケーキ[[pict:item9]]

ケーキのサイズは手のひらサイズ。
結婚式によっていろいろですが、今回のケーキは6cm四方の箱に入っていました。

ケーキといっても日本のケーキのようにふわふわじゃないですよ。
どちらかと言うと・・・ガトーショコラのように硬いです。
そしてチョコは入っておらず、砂糖漬けのドライフルーツとナッツ、スポンジを細かくして混ぜて作ってある。
これがスリランカの結婚式のときに出されるケーキ。
ちなみに今回のケーキはCちゃんが約2週間かけて作った自家製ケーキです。
お店で買ったものじゃないからドライフルーツもナッツも惜しげもなく入れてあって今まで食べた中でもお世辞抜きで一番おいしいケーキだった。
ちなみに結婚式から2日経ってますが、作るのにも2週間かかってるし、1週間くらいならアリ[[EE:AE4DD]]に食べられないようにさえすれば大丈夫。
最初スリランカに来たときには甘すぎてちょっと・・・と思ったけど今はおいしい、おいしいと食べちゃってる自分が不思議。
慣れってすごい!
もちろんそれでも砂糖ナシのカハタティー(プレーンティー)が一緒にあるとベスト!だけど。
ちなみにこのケーキの箱、今回は下の箱が小豆色、上のフタがオフホワイト

下の箱はちょっと色が見えにくいですね。

このケーキの箱の色使いは、このケーキを結婚式当日、昼食のお皿と一緒に配るデウェニマナマーリ(ブライドメイツ)のサーリに合わせて作られる。
ということで、逆に言ったらこの箱の色をみればデウェニマナマーリのサーリの色を予測することができるということ。

花嫁さんの隣に並んでいるのがそのデウェニマナマーリ。
彼女達がケーキを配ってくれます。

そしてこのデウェニマナマーリは英語ではブライドメイドだけど、シンハラ語をそのまま日本語にすると「2番目の花嫁」となる。
結婚式の写真でも写っていた(2012年9月8日参照)ように花婿の脇を「2番目の花婿(デウェニマナマーラ)」・花嫁の脇を「2番目の花嫁(デウェニマナマーリ)」が固める。
2番目といわれるのはどうしてかというとこれはスリランカの風習で、お見合いなどで結婚した場合、結婚式のその日に何か問題ごとが発覚して結婚できなくなった場合に2番目の花嫁、花婿である彼らが変わりに結婚する相手となるということ。
例えば花嫁さんに何か問題があってそれが結婚式当日に発覚したとしたら、結婚式を中止することはできないので、急遽花婿さんと結婚するのは「2番目の花嫁」さんになるというわけ。
今は形式だけになっているので変わりに急遽結婚しなくてはいけなくなるなんてことにはならないけど、この「2番目−」は通常3回まで勤めることができるという。
お姉さんと友人2人の結婚式、計3回とかそんな感じ。
でも、Cちゃんは実は今回で4回目。
「4回目ってやっていいの!?」
ってみんなもびっくりしてたけどCちゃんも
「ま、形式だけだしいいでしょ?」
って笑ってた。
自分のお姉さんのことだしね。
でもこのマナマーリにもいろいろあって写真を撮る際、メインである新郎・新婦との肌の色・背丈もなど写真写りが悪くならないかを考えてお願いする人を決める。
だからどんなに仲がいい友人や兄弟、姉妹でも写真写りで映えなければアウト。
「2番目−」はできなくなる。
こういうのも結婚式のプチネタ。
ただ結婚式に出席するだけでなくてこういうプチネタも知るといろいろ奥が深いものだな〜と感心する。
これもKeikoがスリランカのことをもっともっと知りたい[[pict:symbol1]]と思う瞬間だったりする。

タイトルとURLをコピーしました