警備

写真についてのお話を書いたところだけど、スリランカと日本では大きな違いになるのが、学校と図書館の警備について。
最近はずいぶんゆるくなって来てると思うけど、内戦が終わる前までは実は学校と図書館はしっかりハイセキュリティーゾーンだった。
どうしてかというと、学校というのは今後のスリランカを担っていく大切な子供達が集まるところだから。
そこをテロで狙われると今後スリランカで必要な優秀な人材を失うことになる。
だからこそ部外者立ち入り禁止、写真撮影も禁止。
図書館は今までのスリランカの歴史を含めたいせつな本がたくさんある場所。
スリランカの知識が詰まっている場所。
だからこそその本を燃やされたり失ってしまわないようにと図書館も入りたければIDを見せてお金を払って登録してからしか入れない。
これは今でも一応変わっていなくて、以前よりゆるくはなっているものの警備員さんは今もちゃんといる。
大学内は写真撮影禁止と言われるけど、学生は思い出のために自分達の写真を撮っている姿をよく見かけるしその程度の写真なら多めに見てもらえる。
でも建物など、人もいないのにどこもかしこもあまりバシャバシャ写真を撮ると警備員さんが変な風に間違えたりするかもしれないので撮りすぎには注意が必要。
スリランカは日本と比べると肖像権とか著作権とかそういうものもまだまだ意識が低い気がするけど、内戦があったことによって日本と同じくらい、もしくはそれ以上に気にする事柄もある。
そういうのって日本と同じ感覚でいたらわからないことで、国によって事情も考え方も違うということを理解することが必要だよね。
と思う。

タイトルとURLをコピーしました