青いボールペン

最近、大学で日本語を教えているスリランカ人の先生と話をしていて
おもしろいな〜!
と感じたことがあった。
「日本に留学した時に一番困ったことは?」
という話だったんだけど、彼女が日本に行って何よりも困ったことは食事でも言葉でもなくって青いボールペンが見つからなかったことだったらしい。
スリランカではOレベルの試験が終わったころから学校でもボールペンを使うことが許可される。
それはちょうど日本で小学生が中学生になって鉛筆からシャープペンに変わるのと同じ感覚だと思うんだけど、スリランカではそれがシャープペンではなく、ボールペンになる。
そしてスリランカではボールペンの色はよりもを使うことが多い。
その先生は日本に留学した時、お店で青いボールペンを買おうとしたところ、黒いボールペンばかりが並んでいてびっくりしたという。
どこで青いボールペンを探したらいいのかわからなくて本当に困ったけど、
「日本では青いボールペンよりも黒いボールペンのほうが頻度が高い」
ということを知らなかったんだって。
私も今は家で使うボールペンも黒よりも青のほうが多いくらい。
4月に受けた大学院の試験で使う色も黒か青、どちらの色のペンでも構わないんだけど、私の場合初日の試験は、2日目の試験は、その後はずっとだった。
2日目の試験を黒いボールペンで書いたところ、思っていたように書けなかったから何となくその後は願掛けして青を使っただけだったんだけどね。
ところでその先生が日本に行った時に青いボールペンが見つからなくって困った話でひとしきり笑った後、

「じゃあどうしてスリランカは青いボールペンを使うことが多いんだろうね?」

という話になった。
その先生が言うには黒い印刷で書かれている書類に黒のボールペンを使って書くと書いてあるところと印刷の違いがわかりにくくなるからじゃないかと言っていた。
確かに黒い印刷に黒いボールペンで書くよりも青いボールペンで書いたほうが書かれている文字が目立つ。
緑や赤だとカラフルになり過ぎるけど、黒を青にする程度ならそれほど色も目立たないし、むしろ書いてあるところを探すにも便利な気がする。
最近は本当にお店でボールペンを買う時にも黒よりも青の比率のほうが高くなってるKeiko。
私はどんどんスリランカ寄りになってますよ[[pict:good]]

タイトルとURLをコピーしました