スリランカの国営バスと私営バス

Keikoも普段の足としてよく使うバス[[pict:bus]]

そういえば、
このバスも使いかたが変わったよね〜。
とふと思うことがある。
変わったって何が変わったかというと、内戦の時と今のバスの使い方。
内戦の時にはもちろん
落ちているものに触らない、忘れられてる荷物など不審なものがないか注意する(爆発物の可能性があるから)
そういう何ていうのかな〜?
日本で聞いたら
「ちょっと、大丈夫!?」[[pict:ase2]]
って思われるような注意事項もあった。
今は内戦も終わってそんなこともなくなったわけだけど、内戦が終わって私自身、変わったな〜!と心底思うのは国営バスにも普通に乗るようになったこと。
内戦当時、最初に自爆テロの標的となったのが赤に紺色の線が入った国営バス。
もちろん国営バスだけが爆破されたわけではなかったけど、国営バスはより狙われる可能性が高いから気をつけて。[[pict:exclamation]]と言われていた。
だから普段から国営のバスではなく、できるだけ私営のバスを使うようにしていた。
でも内戦が終わって今はそんなこと気にしなくても良くなった。
そうすると国営のバスと私営のバス、時と場合によって都合のいいバスを使い分けるようになる。
これが本当に変わったな〜!と思う瞬間。
特に時間帯や路線によってはむしろ国営バスが来た方がうれしいこともあるくらい。
でも国営だって私営だってバスはバスだし、路線は一緒だし、変わらないんじゃないの[[pict:question2]]

と思ったらそれがまたちょっとだけ違うんですよ。
というのも私営のバスは基本的に経営重視。
お金ができるだけ集まるように考えて運行する。
だから短距離のバスは特にお客がたくさん乗るような場所では少しでも長く止まってお客を乗せようと時間を稼いだりする。
でも国営のバスの場合は経営を重視する必要はない。
毎月のお給料は固定で決まっているんだし、1日にいくら稼げるかなんて言ってしまえば正直関係ない。
だからお客がたくさん乗るかどうかに関わらず、さっさと時間重視で発車していく。
となると、私営バスでお客を乗せようと通常よりも長く停まるポイントが多い路線は国営のバスに乗ったほうが早く目的地まで到着する可能性もある。
逆に国営バスに乗ると時間がかかる可能性があるのは長距離を移動する時。
長距離の私営バスは出発してから行程の最初はお客を探しながら走っていく。
でも席が埋まってしまう、もしくは目的地が近くなればなるほどお客は短距離バスで間に合うようになり、長距離バスを使う意味がなくなると後はすごいスピードで飛ばしていく。
対して国営のバスはここでもマイペースで走っていく。
乗る人がいればどんな小さなバス停でも止まり、焦らずにゆっくり走っていく。
だから長距離バスの場合は私営よりも国営のほうが時間がかかってしまうことになる。
慣れてこないとこの路線は私営がいいのか、国営がいいのかっていうのはスリランカにいてもなかなかわからないけど、スリランカのバス事情、なかなか奥が深いですよ[[pict:symbol7]]
サラッとは書けないいろんなバスの話、
まだまだあるので今後も小出しにしていきましょうね。

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