そういえば、パイナップル

今日、家の前アンナーシー(パイナップル)[[EE:AEB33]]を売るおばさんが通っていったんだけど、
その時にふと思い出したことが。
大学近くの寮にいた時、たまたまアンナーシーをもらったことがあった。
寮生みんなで食べようよ!という話になって、切る用意はしたもののみんななかなか切ろうとしない。
Mちゃん:「は〜い、切る用意できたよ。」
Kちゃん:「誰が切るの??」
Mちゃん:「Kナンギー(年下の女性に使う言葉。妹の意味)、料理上手だったよね?笑」
Kちゃん:「え〜、Mアッカ(年上の女性に使う言葉。姉の意味)、切ってよ。」
Mちゃん:「Kナンギー、そんなに気にしなくていいんだから。
別に親族になるわけでもないでしょ!サクッと切ってよ。笑」

そんな会話をした後、結局Mちゃんが切ってくれたんだけど、食べながらその理由を教えてくれた。
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あのね、スリランカではアンナーシーの切り方を見るとその人の性格がわかるって話があるの。
アンナーシーって回りにボツボツがあるでしょう?
それがたくさん残っていると食べにくいし、全部なくなってしまっていると皮としてたくさん食べられる部分を捨ててしまっていることにもなる。
だからそれを上手に多すぎず、少なすぎずで切る必要があるんだけど、
それってやっぱり難しいんだよね。
で、その皮の剥き方の
切り方が薄ければ食べられるところを少しでも残そうとすることから
「ケチくさい人」
切り方が厚ければ食べられるところをどんどん切り落としてしまう
「消費の激しい人」
って言われるの。
それで、厚すぎず、薄すぎずに皮が切れる人は「ちょうどいい加減がわかるバランス感覚のある人」って言われるわけ。
で、更にね、例えば息子と結婚させたい女性が家に来た時なんかに、その女性にお母さんがアンナーシーを切るようさりげなく頼むって事が実際に昔はあったらしいんだよね。
上手に切って持ってこれば、「この子はウチの息子の嫁にちょうどいいわ!」と気に入るわけだけど、
皮の切り方が薄すぎたり、厚すぎたりすれば「この子はダメね。」ってなることもあるってこと。
だからさっきアンナーシーを切るのは誰〜?って笑ったわけ。
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そうそう、あの時結局Mちゃんが切ってくれたけど、一緒にそんな話をしてくれたんだった。
アンナーシー売りのおばさんはすでに切ったアンナーシーを売っているから特に何ってないけど、もし、スリランカで
「アンナーシー切って。」[[EE:AEB33]]
ってそのままのアンナーシーを渡されたら
「まさか・・・。」[[pict:ase]]
って思いだしてみてくださいね。
*実際に切ってもらうことはあるようですが、もちろんお嫁さん候補の料理の腕がそれだけで決まるわけではないですし、それはスリランカの人たちも十分承知です。
あくまで結婚前の女性が男性の家に行ったら・・・の笑い話なので本気にしないでくださいね!

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