「日本」という国名の持つ力

今日の新聞の一面を見たら・・・

「日本」の文字が・・・

もちろんシンハラ語でですけどね。
でもびっくりして
なに!?

と思ってよく見たら
『日本のビザが取得できる』とウソをつき、みんなからお金を騙した人がいた
っていう記事でした。
しかも読んでみると私の住んでいる町とその近辺の町で騙し取ってお金を集めていたらしい・・・
1つのところで『日本のビザが取れるよ』と言ってある程度のお金を集め、次の町に移る。
そこでまた同じようにお金を集めて次の町へ・・・
正直そう言ってお金を騙し取る話はスリランカでは多くて、日本だけではなくいろんな国の名前を言っては払ったお金が戻って来ない話は聞く。
騙される方も騙される方・・・という言い方もできるのかもしれない。
そもそも働く先も決まっていないのにお金を積んで簡単に就労ビザが取れるなんて話は
無い。
努力しないで人生生きようと思っている人ほどそういう話にハマるんじゃないかと思ったりもする。
そうしなくてはならないほど行き詰っているんじゃないの?と思うかもしれないけど、それでも騙されて支払えるほどのお金があるからこそそういうことが起こるんだと思えば、
そのお金さえもなくて行き詰っている人たちもまだまだこの国にはたくさんいるんだよね。
とも思う。
騙されるのはかわいそうだけど・・・。
でも!!
そういう国の名前の1つとして「日本」はみんなが本当に憧れる国として今でも騙されるほどの力を持っている国名であるということ。
これは私たち日本人もよく理解しておかなくてはいけないことだと思う。
自慢なのではなく、威張るわけでもなく。
そういう言葉の力を持っている国で自分が生まれているという事実。
実は時々私も
「日本に行きたいと思ってお金を渡したのにビザが来ないんだ。どうしてだ??」
と実際に聞かれたりもする。
いえいえ、私がお金を受け取ったわけではないので。
それはお金を渡した本人に聞くべきでしょう?

いつもそう答えるけど、そういうお金を騙すために自分の生まれた国の名前が使われていることに少し寂しさも感じる。
「日本」という国の名前が持つ言葉の力。
普段はあまり考えないかもしれないけど、海外に行く時にはそのことも時には考えるようにするといいのかもしれませんね。

タイトルとURLをコピーしました