また紅茶が値上がり・・・

日本からまたお願いされて紅茶を購入に行ってきました。
味の安定にかけては折り紙つきのTeaTang。
今回送るのはおうち使い用大容量パック。

買いに行ってみたら久しぶりの店員さんが
「おう、久しぶり!
紅茶また値上がりしてさ〜。」

顔を見た途端にそのしょんぼりくる言葉ってないでしょう。
でも一応理由を聞かないと!
「で、なんで値上がりしてるの??」
と聞いてみたところその答えは・・・
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茶摘みをする人が減ってるんだよ。
これまで人生をかけて茶摘みをしていた人たちがいるでしょう。
その人たちは徐々に世代交代をしていくわけだけど、今のこのご時世茶摘みをしても生活が苦しいことはわかってる。
だから若者たちは茶摘みの仕事ではなくもっと別の仕事を探し始める。
で今、どんどん茶摘みをする人が少なくなって、紅茶畑も新芽を摘んでくれる人がいないままどんどん手入れができなくなってしまってるんだよ。
もったいない話だけど、それで紅茶の生産量が減って金額が値上がりしてるってわけ。

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で、この紅茶会社は先日パッケージ変更と企画の変更で紅茶の値段を上げたばかり。
「お客さんは離れていかないの??」
と聞いてみたところ、
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わかってると思うけどスーパーに入れてる紅茶とはクオリティーが別だから。
この味を知ってる人は高くても買って行ってくれるよ。
スーパーの紅茶だって海外の人にとっては確かにおいしいかもしれないけど、飲み比べれば味の違いは歴然だし、幸いスーパーの紅茶を買うならもうちょっとお金を出してウチのを買うよっていう顧客が付いてくれてるから、金額を上げた時こそ少しみんなびっくりするけど何とかなってるよ。
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確かにこの会社の紅茶は味は確か。
家の紅茶が切れたな〜と思う時にはやっぱりここの紅茶が飲みたいと思うし、そもそもこの紅茶会社のお店で買える紅茶を日本で輸入して紅茶屋さんをしている人もいると考えればその味は折り紙つき。
日本は茶摘みに専用の機械を使ってるって聞いたことがあるけど、スリランカもいづれはそうなるのかな?
と聞いてみたところ、
「機械を使えばそれだけクオリティーが落ちるでしょう。このクオリティを保つためにそれはしないだろうね。。。」
そうだよね、紅茶の木が育つ方向とかも瞬時に判断しながら茶摘みって行われてるって聞くし、機械じゃそれはできないだろうから・・・
でもこの会社の紅茶、商品によってはここ5〜6年で倍以上の金額になってる。
もちろんクオリティも変更されておいしくなってるはずなんだけど、逆に言うと個人輸入をする次元じゃない金額になってきてるのも事実。
それで日本に送るのを止めた商品もいくつかあるのは事実で・・・
今後どうするべきか・・・
正直悩むところです。
せめて日本円とルピーのレートがもう少し良くなってくれればいいんですけどね〜。

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