スリランカのトイレで学んだこと

夜中にぱっちり目が覚めて
4時くらいかな〜?
メールの返信とかできてないから起きよう!!
と思って起きてみたら2時半でした。
今日は2週間に一度の八百屋さんが来る日だし、
玉ねぎの苗も買いに行かないといけないので
気合いを入れて起きよう!
と思ったんですが
早く起き過ぎて後悔しました。
とはいえまた寝るのも嫌なので
夫のお昼ご飯を作りながら
インターネットを見ていたらこんな記事が。
[[pict:right]]来日前の外国人観光客は「しゃがむトイレ」が怖い!
日本の和式トイレについて
そんなに考えたことがなかったですが
和式トイレって多くの外国にはないスタイルなんですかね?
でもスリランカは和式風トイレ、多いですよ。
むしろ場合によっては
洋式のトイレの汚れ具合とか
水浸しな濡れ具合をみて
和式風の方に入っちゃうこともあります。
そんなこんななトイレですが
スリランカのトイレってすごく面白いです。
きれいさにおいて
できるだけ避けたいと思うのは私も同じですが
でもどうしても行かなくてはいけなくなった時に
いろんなことを知ったのもトイレなんですよね。
あ、ちなみにスリランカの和式『風』のトイレ
って和式とは書いていないわけですが、
日本の和式とは使い方が違うので
『和式風』って書いてるんですが
違いは知っていますか?
日本は通常和式トイレはカバーがある方が前で
リンクした記事
[[pict:right]]来日前の外国人観光客は「しゃがむトイレ」が怖い!
にもありますが
ドアに背を向けて座ります。
でもスリランカの和式風は
ドアの方を向いて座ります。
え?でもそうするとカバー部分が
後ろになっちゃうよ??
って思っちゃうかもしれませんが
それが正しい座り方です。
場所によっては足の位置が
少し高くなっているトイレもあるんですが
それに足を合わせると良くわかります。[[pict:light]]
私も最初に聞いた時に
うそ!!!
って思って疑ったんですが
誰がそれを教えてくれるのか
スリランカの友人に聞いたところ
学校で教えられるそうで。
ただ各家のやり方とか
両親から教えてもらってじゃないんですね〜。
知らなかった方、
今後は扉の方向いて座ってください。
最初はすごく違和感を感じて
落ち着かないですよ。笑
ところで、話は戻りますが
トイレで起こった事件でいろいろ考えさせられた話。
ある時私、どうしてもローカルトイレを
使わなくてはいけないことになりました。
外国人観光客だけではなく
スリランカの人もたくさん遊びに来る場所で
ちょうど学校の遠足に来た
小学生たちもいまして。。。
トイレに行ったら
遠足の小学生、引率の先生、
みんなごっちゃにトイレ行列ができてました。
仕方がないので一緒に並んで
トイレの順番が来るのを待ってたんですが
その時、ある小さな女の子がトイレに入った後、
いきなり床を伝って中から水が出てきたんです。
それを見た引率の先生が
「ちょっとあの子、水を流したわよ!?」
ってイラっとして言ったんです。
その瞬間、その女の子の家の環境と
先生の家の環境の違いに気付きました。
女の子の家はきっと家の外にトイレがあるような作りで
毎日トイレに行く時には
土の地面を歩いて行って用を足すので
トイレの中に泥が上がってしまうんでしょうね。
そういう場合、
次の人が気持ちよく使えるように
トイレの床に水を流して
きれいに泥を流してから外に出るのがマナー。
きっと両親もそうその子に教えてたんだと思います。
だから運動靴についていた泥がついてしまった汚い床で
次の人が嫌な思いをしないよう
床に水を流したんだと思います。
でも、先生の家はきっと家の中にトイレがあって
泥が上がらないから
床に水を流す必要がない。
そういう生活だったりすると
トイレの床に水を流すことが理解できなくて
「ちょっと!!」
って言ってしまいますよね。
その違いを感じた時、
トイレの使い方1つとっても
家の作り、生活によって使い方はそれぞれ。
ちょっとしたことだけど
家の様子、しつけなんかも
知ることができるんだな〜
って感じました。
水を流してしまった子は
その後恥ずかしそうに下を向いて
ササッとトイレから出ていったんですが
私はその子がちゃんと家で教えられていたことが
できていることが偉いと思いました。
そしてこの時のことがきっかけで
私は何かがあった時、
ただそれを迷惑に感じるだけではなくて
その人の行動には理由があるハズ。
そのことをちゃんと理解して
なぜそうなってしまったのか、
なぜそうしようとしたのか、
もっとスリランカの人たちのことを
知りたいと考えさせられた瞬間でした。
日本人だから、スリランカ人だから、
文化が違うからではなくて
同じ国の中でもその人の生きている環境、
考え方で他の人がびっくりするようなことは起こる。
でもそれを怒ってやり過ごすのではなくて
そこにある理由に気付いてあげられるように
行動の根底にあるものを知りたい。
そう思った結果が今の私。
本当に小さな出来事だったけど
私にとっては忘れられない瞬間になったのでした。

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