昨日、娘がお昼寝をしてくれたので
そのすきにギョウザに入れるニラを畑に取りに行きました。
もう霜も降りたのでかなり寂しいことになってましたけど。
で、その時に先日、白菜を収穫した後
時間がなくて放置してあったネットが
風に揺られているのを見て
飛ばないようにしておかないと！！
と予定外に畑に入り込んで
ネットを手に取ったところ・・・
チカチカチカ・・・
と手のひら全体にヒリヒリする感覚が。
（白菜収穫前の畑。奥に見える白いネットが
片づけようとしたネット。
手前がネギと大根さんで鍋セット畑♪）
当然なんですが畑に行く時には
手袋と長靴は必須です。
どこで虫に刺されるかわからないし、
この寒い時期なら確率はかなり低いけれど
ヘビがいるかもしれないし。
でも、昨日は畑の柵の外に植えてある
ニラを採りに行っただけだったので
足はサンダル、手袋もしてませんでした。
で、手にヒリヒリする痛みが。
しまった〜！！💦
と思ったものの多少なら大丈夫かな？
とそのままもう少しネットを持ち上げて
移動させたものの
「なんか、これはまずい！！」
と思ったので片づけるところまでしないで
そのまま重しで風に飛ばないようにだけして
急いで家に帰りました。💨
目に見えないほどの虫なのか、トゲなのか・・・
私にはわからなかったので
取り急ぎ手を石けんで洗い、
クリームを塗りました。
が、まだシカシカする。。。
でもしばらくしたら落ち着くかもしれない。
と思ってそのまま夕方までいました。
夫が帰ってきてこの話をしたところ、
途中まで話をしただけで
「トゲが刺さったみたいなチカチカが
手のひら全体にあるんじゃない？」
そう！そうなの！！
「そういう場合は手に油を塗って
包丁の刃を立てて手のひらをスーッとなぜると
手に刺さっている目に見えないトゲが抜けて
痛みはなくなるよ。
日本じゃどうかは知らないけど
スリランカだと良くあるから
ポルテル（ココナッツオイル）使って
そうやって抜くけどね。」
今日あった出来事を話しているつもりだったのに
まさかこんなにあっさり簡単に
対処方法を言われるとは思ってもみませんでした。
こういう時に本当に
「人生にいらない知識ってないな〜！！」
って思うと同時に
この人は私と日本のこの田舎で
移住生活をするために
スリランカの田舎に産まれて
私とシンハラ語について考えていくために
大学に入学して私と出会ったんじゃないか？？
そんな風に思ったりします。
手のひらのトゲを取る方法なんて
夫もまさかそんな知識が日本で役に立つと
思っていなかっただろうし
本当に、どんな知識がどこで必要になるかわからない。
私もシンハラ語を学んだこと、
それ以前に日本で働いていた時に知った
小さな出来事、
大学でどうしてこんなことが必要になるの？？
と思いながら学んだこと、
そういうことがスリランカで急に
知識として重宝されたり
生きるようになった時に
人生って不思議だな〜
って毎回思います。
運命なんて正直信じてはいないけど
それでも私はちゃんと必要なことを
見て聞いて、会うべき人に出会って
ここまで来ているんだな〜って。
日本で里山移住してスリランカの文化についても
いろいろ思い返すことも増えたわけですが
昔のスリランカで「男とは」と定義されていたのが
🙍♂️木を育てられること
🙍♂️本を書けること
🙍♂️子供がいること
の3つ。
（By スリランカの大学の授業より）
『木を育てられること』
が意味することは
作物を育てる知識があり、
家族を飢えさせることなく養っていける
力があること。
（昔の生活は物々交換が主流で
貨幣があまり使われていなかったため）
『本を書くこと』
ができることが意味するのは
生きるための知識と決断力などの
知力があること。
『子供がいること』
が意味するのは
子孫を残し、
一族を増やしていく力があること。
日本のバブル期に言われたという
三高（高学歴、高収入、高身長）
に2つが重なっている感じで
結局どこの国でも歴史的に
男性に望まれることは
似通って来るのかもしれないですね。
そしてそんな里山生活をする私にとっては
夫の農業の知識はとてもかけがえのないもので
高収入という意味ではなく、
言葉どおりに
『木を育てられること』
ができる夫でいてくれて本当に良かった！
と思うと同時に、夫を通してスリランカにいる
アンマー（お母さん）やターッタ（お父さん）の知識を
私も多少は引き継ぐことができたという
嬉しさにも繋がってる気がする。
そう思いました。
ちなみに、手のひらのチカチカは
夫に言われたように油を塗って
包丁の刃を立てて撫ぜたところ
ウソのように落ち着きました。✨
もし、自宅で家庭菜園をしていて
目に見えないとげが刺さったような
チカチカ感がしたら
やってみるといいかもですよ！！🌷
