ネコあれこれ

先週の日曜日、今回のシンハラ語教室(全6回)が終了。
みなさん、本当にお疲れ様でした!✨

「次にスリランカに行ったら、文字が読めるようになって今までと景色が違って見えそうで楽しみ!」
「バスの行き先読むのに挑戦してみる!」

と口々に言ってもらえて私も少しは役に立てたかしら??とうれしくなった。
そんな最後の教室にて・・・
「ネコ🐱はスリランカでプーサってみんな言ってるけど、辞書📖にはプーサで出てこないのはなぜ?」
と質問が。
🎯そうなんです。
Aさん、よく気がつきましたね!👍
スリランカではネコ🐱はプーサと呼ばれることが多いけど、これはタミル語から来ている言葉で、シンハラ語でネコは「バララー」
だから辞書でもネコは「バララー」で出てくる。
でもスリランカでは今はみんな「バララー」よりも「プーサ」を使うことが多い。
こういう言葉は他にもあって、同じようにタミル語が一般的に使われていて有名なのがカラス。
シンハラ語では「カプタ」だけど、タミル語「カーッカ」のほうが使われている。
日本人からしてもカーッカの方が覚えやすいし使いやすいんだけど、
「カラス=カプタ」だとわかるとシンハラ語のフォントがダウンロードできるカプタドットコムというサイトでカラスの絵が出てくる意味がわかる。
話がちょっと脱線したけどプーサ🐱
スリランカではプーサにつける名前は「プース」「キティ」が多い。
もちろんそれ以外の名前をつける人もいるけど、家に勝手に住み着いたりする場合は特にこの名前が多いように思う。
プースプーサを語源にしていることはすぐにわかると思うけど、
じゃあもうひとつの「キティ」はなに??
私が最初に「キティ」と聞いたとき、「キティーちゃん」を思い出してスリランカってキティーちゃんがそんなに有名なわけ???
と思ってしまったけど、これはキティーちゃんとは関係がなくて語源はコティヤ(トラ)🐯から来ている。
ネコって何か獲物を狙ったりするときに野性的な一面を見せるけど、そのときの顔やしぐさがトラのようだということで目を光らせたりすると
「コティヤ、コティヤ!(トラだ、トラだ!)🐯
といわれたりする。
まぁ、トラ🐯はネコ科🐱だからネ。
というわけでそんなトラに似てるという意味を含めコティヤをもじってキティとなるらしい。
ちなみにコティヤはスリランカとも因縁のある言葉。
スリランカの人たちはシンハ(ライオン)🦁の子孫という話があるけど、そのシンハに対抗するのがコティヤ🐯
だから去年まで内戦をしていたLTTEは日本語では「タミルイーラム解放のトラ」って書かれていたけど、スリランカでは「コティヤ」となる。
スリランカで滞在を始めたときに「タミルイーラム解放のトラ」ってスリランカではなんて呼ばれているんだろう?
と思ったけど、コティヤ(トラ)だとわかると日本語よりも短いし💡トラがシンハラ語になるだけなんだ〜。とすぐに覚えられた。
ニュースなんかでは「LTTE」って言っていたけど、日常会話の中で使うときには「コティヤ」で通じる。
ネコっていうたった1つの言葉だけど、そこから他の言葉についてもいろいろと考えることができるっていうのもおもしろくて好きなんだよね♪
それにしても辞書に載っていないと気づいたAさんも勉強する暇がないとか言いながら辞書を見てるんじゃない!
いい質問、ありがとうございました😆
教室も今回の絵本を読むのが終わったので来週、今度はおためしで会話に挑戦。
時間内、私は基本シンハラ語で話します!
どんなことになるのやら??
でもやってみないとわからないですからね!
がんばりますよ!

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