勉強するということ

スリランカにはいたるところに物乞いの人たちがいる。
みんな道路の端でお金をくださいって手を出してるわけだけど、お昼ごろ、暑い時間になるとみんなくったりそのまま寝ていたりする。
そんな物乞いも今はスリランカでは仕事の一つだったりする人もいて、大学の近くにいるおばあさんはいつも朝来てお昼前には帰っていくけど毎朝通る学生や先生にお金をもらって、うわさでは毎日Rs1000を稼ぐ[[pict:money]][[pict:money]]のだとか。
そのおばあさんは実はある人に指図されて来ているので毎朝集めたお金のいくらかを指図した人に払って残りを自分の収入にするという話も聞く。
先日の新聞には物乞いでお金を稼いで今も物乞いをしているものの実はいつもドライバーつきの車で物乞い場所まで行き、豪邸に住んでいるなんて物乞いもいるって記事が載ってた。
そんな物乞い、もしかしたらスリランカで仕事をするよりも収入が良さそうな気もして、私はあまりお金を渡すことはしないんだけど、今日コロンボを歩いていたら道の端に座っているおじさんが一生懸命紙に何かを書いていた。
何を書いてるのかな?とふと見たところ白い紙の裏に鉛筆で書かれたシンハラ語の文字。
そしておじさんが今一生懸命書いているのは数字だった。
スリランカでは基本的に義務教育だから識字率は高いとは言われているもののそれでも色々な理由で学校に行かない子供もまだ多い。
おじさんもそういった一人だったのか一生懸命数字を書いていた。
周りも見ずに一心不乱に書いている姿を見て、私がシンハラ語を勉強始めたころを思い出した。
本来勉強というものは自分がしたいことであればどこでもできるんだと思う。
世の中には試験というものがあるからこそしたくない勉強を無理やりしなくてはいけなくなったりするけど、そうではなくて自分が知りたいこと、やりたいことであればどこにいたってやりたくなるし、そう自分から誰に言われるわけでもなくやりたくなる事柄にこうして私も出会って今スリランカにきちゃってる。

意地悪く取ればこのおじさんももしかしたらそういった姿を見せてお金をもらおうとしている一人と見ることもできるし、本当のところはわからなかったけど、これからがんばろうとしているんだと私は思いたかった。
私ももっとシンハラ語の勉強するからおじさんもがんばってね!!
そう心の中で応援した。

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