キツネ

大学がない上に大学近辺はまだまだお休み気分。
というわけでキャーマカデ(ご飯屋さん)も開いてないし、食事の調達もままならない。
「大学がないならもう一度おいで。」
と村の家の家族に誘われて再度週末までお邪魔させてもらうことに。
夜になってこの家のアンマーが
「牛がいるか心配だからちょっと見に行ってくるわ。」[[pict:good]]
と懐中電灯を持って探しに行くことに。
この家の牛[[pict:cow]]は家の向かい側に広がるクンブラ(田んぼ)の草をいつも食べていて、そのうちの2頭がケンカするといけないと縄でつながれている。
その他の牛はつながれた牛の回りでうろうろして、夕方になると家の周りにやってきて寝たり起きたり食べたり寝たりと好きなようにやっているんだけど、今日はみんなそれぞれ散り散りになったままらしい。
田舎だから特に問題ないみたいなんだけど、時々牛泥棒っていうのもいるらしく、気づいたら水牛がお肉屋さん[[pict:meat]]に連れて行かれていた!ってこともあったみたいで帰ってこないならちゃんといるかだけでも確認しに行くらしい。
[[pict:light]]余談ですがスリランカの場合、牛の肉というと水牛の場合も多々あり。みたいですよ。
夜クンブラを見に行くのってちょっとおもしろそうだったからアンマーについていったところ
「う〜ん、あそこに1頭、黒いのはどこ?あそこに赤いのいるね。あそこで光ってるのは牛の目?それとも蛍??」
そういってクンブラの中をライトで照らしたところ、クンブラの真ん中に何かいるよ!?
「アンマー、アラカ モカッダ? サットゥ インナワ ネウェイダ?(お母さん、あれ なに? 動物が いるんじゃ ない?)」
犬みたいな動物が2匹、立ち止まってこっちを見てる。
「バッラダ? ネウェイワゲーネ?(犬かな? 違うみたいじゃない?)」
よく見るとピンと立った耳が犬よりも大きい。
「ナリヨー[[pict:animal6]] ネウェイダ? ナリヨー[[pict:animal6]][[pict:animal6]] インナワ!(きつね じゃない?きつね がいる!)」

今はまだクンブラに水が入っていないので昼間は牛やヤギが草を食べているけど、夜はきつねが食べ物を探しに来るみたい。
向かいの山から降りてくるのかな〜?と思いつつ、ここではまだこうして人間だけでなく動物も時間や場所を共有しながら共生しているんだな〜。と思いつつ、日本ではなかなか見られなくなった田舎の風景がここにはまだまだあることがうれしくなった[[pict:kirakira]][[pict:piyo]]

タイトルとURLをコピーしました