貸し切りバス

年が明けたもののまったく年越しの雰囲気のないいつもと変わらないスリランカ。
コロンボに用事があって来てみたけど、すぐに用事もすんで大学に戻ろうとバスに乗ろうとしたところ・・・
「どこまで行くの?」
コンダクターさんが乗ろうとした私に聞いてきた。
「キャンパス(大学)」
「ハー、ハリ。ナギンナ。(あ、いいよ。乗って。)」

乗ってみたらバスの中は誰もいない。しかもいつものルートじゃないところを走り出した。
ん〜?どこに行くんだろう??
大学方面に行くバスはいつもコロンボフォート駅の前を通って行くはずなのにフォート駅とは反対方向に走ってる。
フォート駅の裏、EMSセンター(郵便局集中局)の前を通ってマラダーナ駅のほうへ。
このバス、ちゃんと大学に行くんだよね?
心配になるのも当然。
バスには私しかいない。

私以外ホントにだれも乗ってない・・・
貸切状態でこのばすのコンダクターさんとドライバーさんは通常走らないルートを走ってる。
時間はお昼の12時過ぎ。
こんな真昼間からこんなバスで人さらいもないだろうし・・・。
と思ってたらコンダクターさんがお金を徴収しに来た。
「メェ バス キャンパス ヤナワ ネェダ?(このバス 大学 行く よね?)」
心配になって聞いたところ
「ヤナワ、ヤナワ。メェ ウェラーウェ トラフィック ワディ ヒンダー。(行く、行く。この 時間 渋滞が 多い から)」

要するにこの時間コロンボフォート辺りは車が多くなって動かないし、時間がかかるから違う道で渋滞している場所だけ飛ばしてバスの運行をしようとしているって事。
あ、そういう裏技があったのね。
ちょっと心配になっちゃったじゃない。
だから最初に乗る時にどこまで行くのかをわざわざ聞いたのね。
渋滞で飛ばしちゃう運行ルートで降りたい乗客がいたら困っちゃうってことだ。
理由がわかってちょっと安心。
もちろん無事に大学へ戻ってきたのでした。
スリランカ、その辺もバスによって臨機応変にしてるところが大雑把でいいよね〜。

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