電話カードに注意。

そういえばずいぶん前にスリランカへ旅行に来た日本人の方からこんなカードを受け取っていた。

「日本の家族に電話がしたいと言ったらこのカードを買えといわれてＲｓ１００で買ったものの、お店に行ったら使えないといわれて・・・日本に持って帰っても仕方がないのであげます。
使うなり返金するなりしてください。」
受け取ったときには私も使ったこともなかったからこのカードが何なのかよくわからなかったんだけど、その少し後に判明。
このカードはプリペイドカードが使えるように契約してある家庭電話でチャージするとＲｓ１００分だけ使えるようになるというもの。
スリランカでは携帯電話も多くの人がプリペイド式に電話を使ってる。
毎月請求書が送られてくるタイプの契約にしても毎月それだけ使うかどうかわからないから。
それにプリペイド式の方が料金は少し高くてもお金があるときだけチャージして無いときにはそのまま置いておけば電話を受けることはできるから便利。
子供が知らないうちに使って請求書を見てびっくり！ということもない。
そういう色々な生活の理由でプリペイド式に使っている状態。
そしてそれは家庭でも同じ考えになる。
日本では考えられないけど、スリランカではまだ家庭電話だって毎月の契約をしてお金を払うのではなく、家庭電話にチャージして使っている家も多い。
それだけ電話の出番が少ないってことだけど。
もっと言ってしまえば家庭電話よりも携帯電話のほうが出番が多い。
これは日本で一人暮らししてる家なんかは同じかも。
で、このカードはそういう家庭用電話にチャージするためのものだったということ。
おそらく日本人の方も片言の英語だったため、よく理解できず、電話がしたいならこれかな？と渡したのではと思われる。
ただこのカード、返金ができない。
というのも裏面はスクラッチになっていて、そこを削って番号を入力してチャージするようになっているけど、スリランカではこういったスクラッチを削らずに機械で透かして番号を読み取って使い、返金してもらうという犯罪が以前あったとのこと。

裏面はこんな感じ。
スクラッチの部分を削って書かれている番号を入力してチャージします。

ということでいくら間違って買ってしまったからといっても返金はできない。[[pict:money]][[EE:SE333]]
スリランカに個人で旅行に来る場合はその辺の電話屋さんから普通に日本に電話ができるので、
こういったカードは買わないように注意してくださいね！[[pict:exclamation]]
ちなみに日本への電話はスリランカの携帯電話からかけても１分Ｒｓ２０。（１２．５円くらい）
そんなに高くないです。
もしこういったカードを買ってしまったときには、返金はどうあってもできないので、使える家の人に渡してお金をもらうかもしくはあげちゃうことしかできません。
[[pict:exclamation]]ご注意を。