引越し

実は最近、大学院と共に同時進行で進めていたことがあった。
それが家探し!
いままでの寮も大学まで徒歩圏内でとても住みやすかったんだけど、それでも家を探したいと思うようになったのには色々な理由があった。
理由その1:荷物が多すぎ。
寮は2人で1つの部屋を使うことになってるけど、それは1つの部屋を分け合って使いなさいということ。
普通の生徒なら必要最低限なものだけ寮に持ってきて、必要なくなった荷物は順次週末など実家に帰るときに持って帰る。
あくまでベースは実家、寮は仮住まい。
でも私の場合、仮住まいの寮にすべてを置かなくてはいけなくなる。
なるべく荷物は少なめにと思っていても本は増えるし、要らなくなったとはいえ、また必要になるかもしれない本を日本に送ってしまうこともできない。
最近は机の上も本の山状態になっていた。
理由その2:料理をしたほうがいいのではと思うようになってきた。
寮で住んでいて一番大変なのがご飯の調達。
ポーヤや祝日になると近所のお弁当屋さんが軒並み閉まる。
クリスマスやお正月になるとみんな楽しそうに騒いでいるのにこっちは食べるものもなくて調達に苦労する。
ということで見ているとちょっとイラッとするくらい。
そしてイラッとしながらもまた明日はどこで調達できるかを考える日々。
そんな毎日を過ごすなら自分で料理してもいいんじゃないかと思うようになってきた。
理由その3:シンハラ語が難しくなってきた。
寮にいる利点は同じ大学の学生と一緒にいられること。
友達も増えるし、もちろんシンハラ語の上達も望める。
実際、24時間彼女たちといることによって本当に色々なうわさ、冗談、話し方、地方による習慣の違い、文化、たくさんのことを知ることができた。
でも前回のシンハラ語コースが終わるころになると、それまでわからないことは聞けたことが聞けなくなってきた。
というのもシンハラ語の内容が難しくなってきたから。
寮にいる子は人によっては大学の授業はすべて英語。
シンハラ語を話してはいるものの、シンハラ語よりも大学での生活は英語中心の生活。
そんな中でシンハラ語を突き詰める私の質問は徐々に難しくなり、結局聞いても答えが出ないことも出てきた。
わからないことが聞けることもあって寮にいるといいと思っていたけど、こうなってくるとただの友達関係で雑談することしかなくなってくる。
もちろんその雑談だって楽しいわけだけど、そろそろこのあたりで一人でしっかり勉強する空間を持ってもいいのではと思うようになってきた。
今まで読んだ本などを少しずつ翻訳して残していきたいと思っても、みんなとの雑談が楽しくて結局できずじまいでずるずるしちゃう。
更に上を目指すためにも集中できる空間を確保してはどうかと思うようになってきた。
と、こんな感じのいくつかの理由と一緒にとてもありがたい話が!
いつも色々とお世話になっている日本人のSさんから「家具全般、譲ります。」と話をいただいていた。
家探しの後には必要になる家具などをそろえなくてはいけないけど、それが一気にそろうなら引越しに対する不安も半減どころの比じゃない。
色々な理由も合わさってこの機会に引っ越そう!
と決心。
そして家が見つかったのが3月7日。
Sさんから荷物を引き取る予定日の2日前だった。[[pict:ase2]]

玄関を入ったところがこんな感じ。
右手に部屋が2つ。
突き当りが台所



ちょっと写真が暗いですが、
これが台所。

で、今日さっそく荷物の引取りと搬入。
新しい家はキャラニヤの隣町、キリバトゥゴダから徒歩15分ほどのところで3階建ての3階と4階に当たる屋上部分が使える。
周りの家はみんな2階建てだから屋上に上ると見晴らしもいい。
部屋は2つ、ダイニングと台所、シャワールームとトイレ、そして洗濯物がいっぱい干せる屋上。
小ぢんまりしてるけど私にはちょうどいい大きさの新しい家。
Sさんからいただいた家具などは夕方何とか搬入終了。
寮にある荷物は今月末までかけて少しずつ持ってこなくちゃいけないけど、何よりも同室の子に遠慮せずにいられる空間が確保できたことがうれしい。
これからの生活もちょっと楽しみ!
そして家具を譲ってくださったSさん、
本当にありがとうございました!


屋上から見た夕日


このあたりは1階もしくは2階建ての建物ばかりなので、空も広いです。


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