新年のミルクを噴かそう!

ラティンニャ(爆竹)と共にアンマー(お母さん)が用意をしていたのがキリ ウトゥラナワー(ミルクを 噴かす)
スリランカでよく「ミルクを噴かす」って聞くけどこの「ミルク」で牛乳を思い浮かべちゃダメですよ。
この場合のミルクは「水と混ぜたココナッツミルク」のことです。
新年の時間になり、19時42分を待って早速家でもテレビの前でココナッツミルクを温めだした。
テレビの前にしたのは、同時にテレビでもスリランカの各地での「ミルクを噴かす」中継をしているから。

19時42分
火をつけてミルクを噴かす!

コロンボ、カルタラ、アヌラーダプラ、ジャフナ、カタラガマ、たくさんの場所のミルクを噴かす中継と共に自分の家のも噴かして競走して楽しもう!という考え。
でもテレビの中継場所はどんどん噴いて終了していく中、家のミルクがぜんぜん噴かない!
沸騰はしてるのにどうして?とみんなが見守る中、3番目のお姉さんがつぶやいた。
「アンマー、ワトゥラ ワディカラーダ?(お母さん、水 増やした?)」
「アンティマタ チュッタック ウィタライ(最後に 少し だけ)」

そのお母さんの言葉を聞いてみんながブーイング。
「お母さん、ケチくさいことしちゃダメよ!沸騰してるのに噴かないのはきっとそのためよ!」
そしてみんなで大笑い。
この家は問題があっても笑うのが常です。
アンマーも急いで追加のキリを持ってきて足したところあっという間に無事噴き上がった。

やっぱり水の分量が多かったみたいです。
無事噴き上がりました。

でもテレビでの中継もすべて終わった後で、
「きっとスリランカ国内で一番最後にミルクが噴いたのがウチだわ。」
「でも噴けばいいんだからいいでしょう。」

ここでもまた前向き発言で今年のキリ ウトゥラナワーも無事終了したのだった。

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