ピッスゥ カターワ

ピッスゥ カターワも今回で3話目。
喜んでもらえているのかわかりませんが、拍手、コメントがもらえるようであれば続けていこうと画策中。
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精神病院に入っていた患者たち。
みんなずいぶん症状も改善されたため、このたび病院から退院できることになった。
退院をお祝いする意味で、今後退院した後どのように生活して行くつもりなのかを1人ずつ聞き、それに必要な物資の援助をすると約束した役人が1人ずつ話を聞いていった。
役人:「次の患者[[EE:SE317]]、お前は退院したら何をしていくんだ?」
患者1:「私はネズミ捕りを作って生活していきます。ネズミ捕り一つにつき、必要なものはここに書いてあります。」
役人:「どれどれ・・・平らな板、釘2本、糸1本、ポル(ココナッツ)、カローラ(塩漬けの干し魚)。ふうん。それでこれを使ってどのようにネズミ捕りを作るんだ?
患者1:「まず平らな板の両ふちに釘を1本ずつ打ち、そこに糸を張ります。」
役人:「それで?」
患者1:「1つの釘の近くにポルを、もう一つの近くにカローラを置きます。」
役人:「ふんふん、それから?」
患者1:「糸の反対側からねずみがやって来て糸のうえに首を置き、
『ポルを食べようか?カローラを食べようか?ポルを食べようか?カローラを食べようか?』
と考えながら右を見たり左を見たりしているうちに糸で首が切れて死にます。」
役人:「はぁ・・・そうか。わかった、援助をしてやろう。次の患者。[[EE:SE317]]
患者2:「私もネズミ捕りを作って生活をしてきます。必要なものはこれです。」
役人:「どれどれ・・・平らな板、釘2本、糸1本、以上。前の患者よりも物が少ないな。どうしてだ?
患者2:「はい。前のあいつのように平らな板の両ふちに釘を打ち糸を張ります。」
役人:「それで?」
患者2:「それだけです。」
役人:「でもそうしたらどうやってねずみを捕るんだ?
患者2:「糸の反対側からねずみがやって来て糸のうえに首を置き、
『ポルもない。カローラもない。ポルもない。カローラもない。』
と右を見たり左を見たりしているうちに糸で首が切れて死にます。」
役人:「・・・。」
おしまい[[pict:futaba]]

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