ジャックフルーツ

最近、私がブログというものをやっていて、写真をインターネットというもので見せている。
そんな認識が出てきた田舎の家のアンマー(お母さん)。
「インターネット」「ブログ」も更には「パソコン」だって明るく光るテレビみたいなの。何が見えるかはよくわからない。
そんな程度の理解だと思うけど、何かをするときに私が写真が欲しいのは日本の人たちに見せるため。
そしてそれは家にあるものでよく、日常の生活で日本にないものを見つけると特にKeikoは写真を欲しがる。
文章を書いていても笑えて来るほど野性的で単純で、かわいい理解のアンマー[[pict:symbol1]]
今日も気を利かせて部屋へ呼びに来てくれた[[pict:loudspeaker]]
「コス(ジャックフルーツ)切ろうと思ったんだけど、見たい?」
「見たい!」

そんなわけで突然コスの解体ショー!
コスはスリランカでもあちこちで見られる食べ物で、熟れてくると甘〜いにおいがする実。
市場なんかで解体した後の状態で売ったりするのは都会の家では解体するのが面倒だから。
もちろんこの家ではその辺にあるコスを持ってくるので自宅の庭で解体です。
実が大きいから包丁なんかでは切れないため、最初の一撃は斧で。

すでに割れてますがこんな感じの実です

中はこんな感じ

それを斧でざっくりと!
斧で適当な大きさに切ったら今度は食べられる部分と食べられない部分に分ける。
溶けたゴムのような、べたべた糊のような液が出てくるので、水で手をぬらしながら大まかに中にある種ごと黄色い部分をより分ける。

黄色い部分が食べられる部分。
白い筋に見えるところと芯は食べられない部分。


見るだけじゃなくてちゃんとお手伝いもしないとね。
後ろにいるロレックス(犬)は護衛中。
このタイミングで他の人が近づくと盗られると思って遠ざかるように警告します。
気をつけて〜。


大まかに分けたコス。
庭での解体作業終了〜

より分けたらココからが台所での調理となる。
ちなみに食べられない部分はにあげる。
真ん中の芯も食べるけど牛でも大きすぎるとのどに詰まらせることがあるからそれも小さくしてのどに詰まらない程度の大きさにしておくのを忘れずに!
(この辺の自分たちの食べられないものでも道行く動物たちへのさりげない配慮をするところがKeikoは大好き[[pict:symbol7]])

牛にあげる分。
この中で食べられないのは皮だけ。
皮は最後は土に戻します。

その後、黄色い果肉の部分と種を分ける。

ただ今選別中〜

こっちが黄色い果肉の部分
果肉の部分は大きめのスライスに。

この状態で生でも食べられます。
味はないけど、みんな口寂しいので切りながら、
おしゃべりしながら、つまみながら・・・楽しく調理中

種は洗って日に干して乾かし、皮を剥きやすくしてからこぶし大のゴムのかなづちで叩いて半殺し状態にして皮を剥く。

さっと洗って天気が良かったので30分ほどで乾いた実の部分

かなづちで叩いてから皮を剥きます。
そうして料理したのが・・・これ!

黄色いのがコスのカレー
今日は魚のカレーと一緒にいただきま〜す
[[pict:symbol7]]
今日は解体の様子をメインにしたので料理するほうは省略です。
スリランカでもコスはこの時期いろいろな場所で食べられるもの。
でも食べるものからは実の形、中は想像しにくい。
旅行のときに「ジャックフルーツのカレーです。」と言われたらこれを思い出してくださいね!
*ちなみにこれもスリランカの知恵ですが、コスを解体するときに手についたネバネバはブーミテル(灯油)を手に塗って洗うと落ちます。
ブーミテルのにおいは今度はポルテル(ココナッツオイル)で落ちます。
そしてポルテルの油を石鹸で落としたらOK!

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