キャラニヤとケラニヤ

スリランカの大学に来たところから何の説明もなく使っているのが私の現在通っている大学の名前「キャラニヤ大学」
特にこれに関して質問をされたこともないんだけどそういえばね・・・と思ったので今日はこのキャラニヤという名前について。
実はこの「キャラニヤ」という書き方は実際日本で表記される時には「ケラニヤ」と書かれることもある。
だからインターネットでもケラニヤと検索するのとキャラニヤで検索するのでは結果も違ってくるということなんだけどね。(気になる人はぜひ検索してみて!)
そこで気になるのは[[pict:q]]じゃあ、どっちが正しいの?ってことじゃないのかな?
でもこれに対しての答えは結局[[pict:a]]どっちも正しい。
どういうこと?って思うかもしれないのでその説明をば。
まず理解しやすいのは「ケラニヤの発音がどこから来ているのか?」から。
ケラニヤという片仮名表記の元に使われているのは英語表記の「Kelaniya」。
外来語を日本語表記をするときにまず重要視するのは英語表記。
スリランカでは複数の言葉が話されているため看板なんかは特に英語、シンハラ語の両方が表記されていることが多い。
その英語表記の「Kelaniya」を見て日本語に直すと片仮名で書いて「ケラニヤ」になる。
もちろん英語表記を見て発音してもこの場合は確かに「ケラニヤ」となるね。
じゃ、キャラニヤは?
キャラニヤという表記はシンハラ語の文字を元になるべくその発音に近くなるように片仮名に直したもの。
キャラニヤの表記はシンハラ語で

この読みをアルファベットで書くとすれば「Kaelaniya」となる。
Kaeの発音がわかりにくいけどこれはアルファベットでも表記しにくい音でカとケの中間、キャのような音になる。
この音を日本語の片仮名でできるだけ発音が近くなるように書くとするとできあがるのが「キャラニヤ」
実は最初、私もケラニヤで書くのかキャラニヤで書くのか迷ったんだけど、私のブログはシンハラ語とスリランカのブログ。
日本ではまだあまり知られていないシンハラ語を紹介するために書くのであればベースにするのは英語表記ではなくてシンハラ語の発音にするべきでしょ[[pict:atari]]
そう考えて結局あまり聞きなれなかったとしても、ケラニヤのほうがメジャーだったとしても私はキャラニヤと書こう[[pict:kirakira]]
と決めたってわけ。
実はこんなところにもマニアックなこだわりがあったんですね〜[[pict:tulip]]
相変わらずのシンハラ語バカですから[[pict:symbol7]]突っ走りますよ[[pict:symbol7]][[pict:symbol7]]

ちなみにスリランカでは英語を話している人たちも発音は「Kaelaniya」だと知っているのでそういった意味でもスリランカに来た時には発音が上手にできなかったとしても「キャラニヤ」と言ったほうが通じやすいのかも。
今回は「キャラニヤ」を例にしたけど、スリランカでは英語表記とシンハラ語表記ではこういったニアミスのようになって発音が一緒にならない地名も多い。
その一番の問題は英語表記だとシンハラ語の長音表記が上手にできないから。
[[pict:futaba]]片仮名ではシンハラ語の発音はすべて表わしきれない。
[[pict:futaba]]アルファベットでもシンハラ語の発音はすべて表わすことはできない。
もしかしたらシンハラ語はカタカナとアルファベットをごちゃ混ぜにしたらもう少し上手に発音が表わせるのかもしれないね[[pict:light]]

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