ゴミ収集

週に1回地区に来るゴミ収集車。
日本みたいな収集車じゃなくてトラクターが来ます。

私の住んでるコロンボ近郊ではこうしてゴミ収集車が週1回ゴミの日、生ゴミの日と回って来ます。
更にプラスチックゴミ、鉄ゴミは回収業者が日本の廃品回収みたいに時々家の周りを回ってます。
そんなスリランカのゴミ回収。
日本では燃えるごみで回収したゴミの多くは紙ゴミだから簡単に燃やすことができるけれど、スリランカの場合は多くは生ごみ。
焼却するにしても水分が多くて火力がかなりないといけないため結局埋め立てをすることになっていると聞いたことがあります。
でも、これが意外と大問題で、コロンボ、キャンディなどではゴミの山が出来上がってそれはそれは臭いです。
最初にスリランカに来た時には
ゴミ回収がないってどういうこと!?
自宅でゴミを燃やすって!!
って思ったんですが、それも今は日本的な考え方だったんだな〜って思います。
ゴミを回収するからゴミ問題が出るわけで、燃えるゴミ回収なんて全く来ない田舎の家は生ごみはすべてバイオガスのタンクに入れた後、田んぼや家庭菜園のための土に使うし、紙ごみももちろん自宅で焼却。プラスチックは回収業者へ。
ビンや鉄ゴミもそれぞれ回収業者へ。
本来の人の生活には捨てるゴミはないんだと思い知りました。
街中の人たちは自分たちの土地でゴミの処理ができないので回収業者へ渡しますが、その時にたくさんのビニール、発泡スチロール、何でも一緒にして渡しちゃいます。
でも、田舎の方ではそんなものはなくて、野菜を買うなら自分で買い物袋や買い物かごを持って行くし、ビニールは大切に取っておいて大事に使います。
汚れてしまったビニール袋は薪に火をつける灯油代わりに燃やすこともあります。
田舎のアンマーを見ていても本当にモノは捨てない。
要らないものはすべて回収業者へ。
ココナッツを削った後の殻さえも回収する回収業者がいて1個いくらと数を数えて回収していきます。
そうしていくことで身の回りのものがシンプルに片付いていくし、清潔に保てる。
逆にゴミ収集に任せる街中ではゴミ処理がきちんとできないからこそデング熱が発生し、風が吹くとゴミ山からの匂いがかなり遠くまで飛んでいく。
みんなその匂いが臭い、臭いと顔をしかめるけど、その原因は結局自分が作っているということ。
身の回りの物で捨てるものはない。
捨てなくてはいけないのは私たちが便利さを追求していた結果ということですよね。
究極のエコって本当にゴミ回収がなくても清潔に生活できる環境。
コロンボ近郊で家を借りて生活している私はやっぱりゴミ回収にお願いしないといけないわけだけど、こういうのを見てると
スリランカの田舎って本当にすごいな〜[[pict:kirakira2]]
って思います。

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