シーギリヤ

カラヤ(水がめ)の展示が今日までということで・・・
行ってきました、シーギリヤ。
ちょっと強行軍で疲れたけど楽しかったですよ。
やっぱりマニアックな仲間と行くのはおもしろいです。
カラヤの展示はかなりあっけなくてこんな感じで

ただ展示されてるだけ。
思ったよりもかなり簡素な感じでした。

これが今回メインのカラヤ。
シーギリヤ時代のものです。
こんなきれいに残っていたのがすごい。

その他新旧いろいろなカラヤが展示されていました。

ということでものの10分ほどで終了。笑
でも!
一緒に行ったのが大学の友人たちだったので・・・
美術館で永遠と読みあげられてるシーギリギー(シーギリヤの詩)に合わせて
詩を口ずさんでみたりして・・・
本人たちは
「いやいや、そのくらいは覚えてるから。[[pict:sun]]」

って笑ってたけど、そうなんだよね。
私も教えられてるはずなんだけど・・・
大学院とはいえ大学のシンハラ語スペシャルの子たちの知識はそれ以上。
だって、大学院では1年で学ぶ内容を彼らは3年かけて学んでるんだから。
感動すると同時にちょっとうらやましかったりして。
今までは外国人観光客としての目線で訪れてたシーギリヤだけど、今回は友人とワイワイ行く違った目線でのシーギリヤ。

行く先々でスリランカ目線での疑問が飛ぶ。
期待していたミラーウォールのシーギリギーは文字が小さくてよく見えなかった上に他の観光客がたくさんいたから結局そんなに滞在できなかったけど、
その時に話になったのは
「こんなに高い場所まで苦労して来た人たちが、ミラーウォールに文字を書くのにこんなに小さな字で、しかも床に近いところに書いていたりするのは何でだろうね?」
という・・・。
確かにどうしてでしょうね?

あの高さまで苦労して登ってきて、息を弾ませながらあの景色を見て、詩を書くとしたら・・・
たぶん私もそこそこの大きさの文字を書いちゃうと思うんですけどね。
実際に以前シーギリヤのライオンの足に落書きしちゃった子供たちはまだ小学生とはいえそれでも特大の文字を書いていたし。
(落書きについては2013年3月31日参照
ああいう周りが開けた壮大な環境に来たらやっぱり気持ちも大きく大きな文字を書きたくならない??
それから考えてもあのシーギリギーは文字が小さいんですよね。

一応真ん中に書いてあるんですけど・・・

小さいし薄いし見にくいですね。
ところでこれ、しゃがんで撮影してます。
しゃがんで正面に来る程度の高さに書かれているということです。

それに、ああいった硬い壁に文字を書くならせめてもう少し大きいほうが書きやすいんじゃない?
ま、何を使って書いたのかってのにもよるとは思うけど・・・。
この高さに書くってことは歩いて通る途中に書く高さじゃないから
ここでみんな休憩しながら書いたってことなのかな??
とか、そんな話になるわけです。
(マニアックですよね。笑)
そして次にライオンの足の間を通って頂上へ・・・

高さのわかるような写真が取れたので・・・
ライオンの足を上から見たところ。
手前に見えてるのが私が立っていた足元の岩です。
足がむずむずしますよ。笑

頂上へ行ってから今度はどんな話になったと思いますか?
この景色を見て・・・

「どうやってこんなにたくさんのガドル(レンガ)を持ってきたんだろうね?」
確かに・・・今ではかなり荒廃しているわけだから、建物があった時にはもっとたくさんのガドルがあったはず・・・。
そう考えるとホントにこの頂上ってガドルの山ですよね。
その上こんな頂上なのに木や草は生えてるし、サマナラヤ(ちょうちょ)は飛んでるわ、池もあるわ、池にはアメンボもいるわ・・・

この状況って何かに似てません??
私は
「ラピュタのようだ」
と思いましたよ。笑
更にシーギリヤを降りる時になれば話題になったのが
「どうしてカーシャパ王はシーギリヤから打って出たのか?」
ちなみにシンハラ語学科ですからね。
歴史専門ではないのでそっちの方の詳しい事は知りません。
あくまで素人考えであれこれ意見が出ました。
最終的にその考えおもしろいな、と私が思ったのは・・・
「カーシャパ王は兵糧攻めにあっていたのでは?」
という意見。
シーギリヤの岩山の中腹には使おうとして使われなかった石の武器があるのは有名。
あれは使わなかったのではなくて使えなかったのでは?
で、使えなくなってしまったのは敵が近くに来なかったから。
ということは・・・「カーシャパ王の弟はインドから戻ってきて戦をしかけた。」
っていうけど、その戦というのはもしかしてお城の兵糧が尽きるまでの兵糧攻めにあっていたとか・・・?
我慢をしていたカーシャパ王も兵糧が尽き、最後の食事をして打って出ることになった・・・
その考え、おもしろいかもしれない。
みんなであれこれ考えながら意見を言い合う
「予備知識ゼロで考える素人シーギリヤ」
すごく面白かった!

*この辺についてはいろいろともっと専門的な考古学者の意見などもあると思います。
シーギリヤのガイドもガイドライセンスがなければ回れないようになっていますので、
きちんと知識のある人はこの辺りの理由も知っているのかもしれませんが、
今回はあくまでスリランカの一般の人たちの素人目線での意見で根拠はありませんし信ぴょう性もまったくありませんのであしからず。

そんなシーギリヤを楽しんだ後は・・・
本当に安いのか!?ダンブッラの野菜??
ダンブッラは国内の野菜が取引される野菜の首都のような場所と聞く。
ということでダンブッラへ野菜を買いに行ってみました。
私たちの行った八百屋さんは大きめのビニール袋に9種類の野菜をごっちゃに詰めて250ルピーというおもしろい売り方でした。

ちなみに8種類だったら200ルピーらしい。笑
袋にいっぱい入れて250ルピーなら安いでしょ!

ということで購入。
このお店のお姉さん、みんなに
「あれがたくさん欲しい」「これじゃなくてあっちがいい」
いろいろ言われてもほぼ聞きません。
「私が手にとって入れる野菜がすべてだから!
これがいいと思ったら買えばいいのよ。
あれこれ希望は聞きません!これが私のルールだから!」

と我が道を行く販売っぷり。
それでも250ルピーは安いとみんな買っていくんですよね。
ちなみにこのお店、その時の市場価格で金額も上がったり下がったりするらしく、
先週は1袋150ルピーだったらしい。
大学近くでこれと同じ袋いっぱいに野菜を買えば結局400ルピー以上にはなっちゃうことを考えると野菜が選べないと考えても十分安い。
安いのも良かったけど、売ってるお姉さんの威勢の良さも高感度大!
この時点ですでに夕方だったのであとは帰路を急いで帰ってきました。
でも、、、いろんな意味で楽しいシーギリヤ観光でした[[pict:symbol7]]
またチャンスがあったらいろんな場所に行ってみたいな〜[[pict:kirakira2]]

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