シーギリヤ

昨日アウカナポロンナルワを見学して今日はシーギリヤ
シーギリヤはちょっとした山登りだけど説明がそれほどなくても楽しめる。
アヌラーダプラやポロンナルワだとどうしても何がどうなっているのかという説明が必要になるけど、シーギリヤは説明がなかったとしても登ることで体感することのできる場所。
ここに王宮があったというのが有名だけど、実はここは王宮を作る前、王様がいなくなった後はお坊さんの修行場だったという。
500体は描かれていたというシーギリヤレディの大半が消されてしまっているのも王様がいなくなった後にお坊さんの修行の邪魔になると思ったからだったという話も聞く。
そんなシーギリヤレディーがガイドブックでも有名だけどシンハラ語という観点から見ると大学でもよく出てくるのはシーギリヤギー(シーギリヤの詩)。
シーギリヤの詩って?
と思うかもしれないけど、それがミラーウォールに書かれている詩。
詩だったり詩でなかったり、シーギリヤのことを書いていたりそうでなかったり、いろいろあるんだけど最近知った詩の中で比較的意味が理解しやすくて気に入ったのが
こちら↓

ブダルミ (budalmi)
シヨウェ アーミ (siyowe ami)
シヒギリ ベリーミ (sihigiri belimi)
ベルー ベルー ボホー ジャナー (belu belu boho jana)
ギー リー ルエン ノリーミ (gi li luyen nolimi)
「ブダルミ(この人の名前)
みんなで来た
シーギリヤを見て回った。
見てみるとみんな
詩を書いている。(だから私は)詩は書かない。」

という文章。
ひねくれ者だな〜
と笑ってしまった。
シーギリヤギーというのはとてもたくさんあるので、それだけで本が出版されているくらい。
詩を書いた人たちは詩人の人たちでもないのにとても表現力豊かな詩が書かれていたりして[[pict:kirakira]]感動[[pict:kirakira]]する。
ここではシンハラ語で紹介しないけど、簡単に紹介すると
「きれいなシーギリヤレディーが花の首飾りを持っているのを見ていた。
気づいたら自分の首に花が掛けやすいように頭を下げている自分がいた。」

とか
「王様を待つおまえ達(シーギリヤレディー達)王様がいなくなってしまった今、私がその代わり(シーギリヤレディーの主人)にはなれないだろうか?」
というような内容の詩もあるという。
本当にすごい。[[pict:kirakira2]]
芸術的だ!![[pict:kirakira2]][[pict:kirakira2]]

シンハラ語の中でも少し古い言葉になるので、日本語で言ったら古典みたいな、ところどころ意味がわかるけどわかりにくいという感じの時代の言葉。
詩によっては順番に読んでは意味がつながらず、書いてある単語の順番を入れ替えて読み取らなくてはいけないものもあって、シーギリヤギーの本ではその解説も一緒にされている。
私もまだ説明してもらわないとわからないけど[[pict:kirakira]]少しずつ読んでいきたい[[pict:kirakira]]と思ってる。
そんなミラーウォール。シーギリヤに来ると正直シーギリヤレディより素通り状態だけど・・・
よかったらちょっと立ち止まってわからなくてもシンハラ語をチラッと見ていってあげてください。

ミラーウォール
写真奥から手前に向かって歩いてくることになります。


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