スリランカのアーユルヴェーダとは

最近日本でもよく聞くアーユルヴェーダ。
今日はそんなアーユルヴェーダのことについて少し。。。[[pict:fukidashi]]
日本でアーユルヴェーダというと、どちらかというとイメージは癒しやマッサージなんじゃないかと思う。タイ式マッサージとか韓国のマッサージとかと似た、外国のマッサージというイメージなのかもしれない。
でもスリランカではアーユルヴェーダというのはれっきとした医療[[pict:tyusha]]のこと。
本来はマッサージではなく、スリランカに古くからある医療のことアーユルヴェーダという。
私も過去アーユルヴェーダのお医者さんの所へ行ったこともあるけど、マッサージという感じではまったくなく、確かにマッサージはしてくれたけど部屋の片隅に薬草のビンやコンロで温められた薬草なんかがある他に簡易ベッドと椅子がひとつあるだけの本当に何もないところだった。
でもよく効くと評判らしくいつも部屋の外にはたくさんの人が座っていた。
そんなスリランカでアーユルヴェーダのお医者さんを目指す場合、最初はもちろん学校で理系を選択することになるわけだけど、大学へ入った後はまず今の医学(西洋医学)を勉強して、その後アーユルヴェーダを勉強する。
しかも西洋医学はもちろん英語での勉強となるけど、大学でのアーユルヴェーダの勉強はシンハラ語とサンスクリット語で行われると聞く。
西洋医学は英語で発達しているわけだから英語で教えたほうがいいけれど、アーユルヴェーダというのはスリランカで発達してきた医療のためシンハラ語やサンスクリット語の持つ言葉の意味と深みも同時に必要となる。だから英語での講義ではどうしても言葉では表しきれない部分が出てきて教えきれないかららしい。
このことからもわかるように現在のアーユルヴェーダというのは西洋医学の知識も必要なしっかりとした医学で、スリランカでは勉学の面ではアーユルヴェーダというのは医学の上に位置する医療ということになっている。
これを読んでへ〜。と思うかもしれないけど、これってすごく難しい話。
世界各国のアーユルヴェーダや医療に関わる人たちがスリランカにアーユルヴェーダを学びに来ていたりもするけど、本当に、本当のアーユルヴェーダを学ぼうとするには外国人にはかなり敷居が高いということになる。だってアーユルヴェーダを学ぶためにはそれ以前にシンハラ語、サンスクリット語が必要になるわけで、それを学んでいたら本当に何年かかるかわからない。
そう考えるとアーユルヴェーダを本当に学ぼうとする人はシンハラ語を第一言語としている人でないと難しいとも考えられる。
日本から同じようにアーユルヴェーダを勉強しに来た人というのは何人か会ったこともあるけど、やっぱり癒しやマッサージとしてのアーユルヴェーダに注目する場合が多く、シンハラ語で医学的な方面からアクセスしようとした人は過去私は一人しか会ったことがない。
今までもアーユルヴェーダについて勉強するためにスリランカに行きたいという相談されることが何度かあったんだけど、そこでまず考えなくてはいけないのはアーユルヴェーダをどのように、どこまで学ぶのが目的なのか。
マッサージとしての部分だけを取ったアーユルヴェーダなのか、医学的な知識も含めたアーユルヴェーダなのか。
それによって学ぶ場所も内容もまったく違ってくるはず。
日本語で学ぶのか、英語で学ぶのか、本格的に学ぶならもちろんシンハラ語とサンスクリット語が必要になってくるわけで、勉強する言葉の問題もある。
スリランカでアーユルヴェーダのお医者さんというのは国からの資格を与えられたお医者さんだけど、残念ながら今の日本ではその治療については国としてはまだ認められていない。そういった点で日本では医学的にではなく、癒しとマッサージとしてアーユルヴェーダの勉強をする場合が多いけれど、こういう難しい話も全部ひっくるめていつか本当の医学として、スリランカの本来のアーユルヴェーダのことを日本に紹介してくれる人が出てきてくれればいいな〜と思う。
私はもちろんシンハラ語一直線なので正直アーユルヴェーダへの興味が少なくって、申し訳ないですが・・・
興味のある方、どなたかがんばってみてくださ〜い!
[[pict:kirakira]]

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