スリランカのゾウの話

毎週水曜日の午後7時半から8時ごろまでのテレビ番組「アタパッタマ」[[pict:tv]]
ぼんやりとそれを見ていたら観光客のトラブル映像があった。
スリランカ旅行でアリヤ(象)とのふれあいを楽しんでいた2人の若い女性観光客。
一人がアリヤにえさ[[pict:item10]][[pict:item10]]をやり、もう一人がスマートフォンのカメラで写真を撮る。[[pict:camera]]
楽しい観光の1場面だったんだけど、その時、アリヤが鼻を伸ばして写真を撮っていた携帯電話を持って行っちゃった![[pict:elephant]]
一瞬の出来事でびっくりして、近くにいた象使いのおじさんに身振りで訴えると最初わからなかったおじさんも大慌て。
すぐに象の鼻、口の中を覗いたけどすでに携帯電話は食べちゃった後。
「食べられちゃったよ。」
そう首をすくめるおじさんに観光客は真っ青になっていた。
でもこの二人、もしかして・・・という希望を持ってその後アリヤが用を足すのを待っていたんだって。
「フンしたからあるかも〜」
と聞いて再びやってきた二人のうち、携帯電話を取られなかった子が食べられちゃった携帯電話に電話をしたところ・・・[[pict:mobile]]
出てきたフンの中から音がする!!
すぐに象使いのおじさんが携帯電話を探し出し、
あった〜!![[pict:kirakira2]]
出てきたのはうれしくても手で受け取るのもためらっている観光客に、
「この携帯電話これからも使うの??ディウルの実みたいになってるかもよ?」
と突っ込んでおしまい[[pict:futaba]]という映像だった。
映像としては面白かったんだけど、きっとこれを読むとみんな最後の「ディウル(ウッドアップル)の実みたいになってるかもよ?」「??」となると思う。
でもこれって実はスリランカでは象についての有名で不思議な話らしい。
スリランカで時々木になっているのを見かけるディウル。
中はやわらかくても外の皮がとても硬いフルーツ。

参考までに
[[pict:left]]これがウッドアップル。
匂いと味も・・・Keikoは苦手なので、
ちょっとネットから写真を拝借・・・

象にこの実をあげると一口でぱくっと食べちゃう。
食べたディウルの実はそのあと消化されずにフンにそのまま出てくるんだって。
へ〜と思ったらまだまだ。
実はそのフンになって出てきたディウル、丸呑みされた実は丸いまま出てくるんだけど、中は空っぽになってるらしい。
不思議だ〜!!
そういうわけでテレビのコメントの
この携帯電話、これからも使うの??ディウルの実みたいになってるかもよ?
の意味は
この携帯電話、これからも使うの??ディウルの実みたいに中身がなくなってるかもよ?
という意味であることがわかる。
スリランカの人たちにとってはすんなり耳に入る話でもKeikoにとっては短い単語に隠された話。
こういうのも聞かないとわからないけどわかるようになると更にスリランカに興味が出るし、もっともっと話すこと、聞くことが楽しくなると思うんだよね。

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