スリランカの昔話

日本には有名な昔話っていくつかあるけど、スリランカにだって昔話はちゃんとある。
先日書いたナグルムンナー サハ タワットカターに書かれているのもそういう類のものだけど(2012年月日参照)どちらかというとナグルムンナーに書かれているのはスランガナーカター(おとぎ話)ということで、ありえないことも起こる。
例えばお姉さんの目をくりぬいて隠されていたのを弟が見つけてお姉さんのところへ持って行き、
「これが本当にお姉さんの目なら元あったようにきれいなお姉さんの目になりますように!」
と空高く放り投げたらお姉さんの目に戻り以前よりもきれいな目になった。とか。
確実におとぎ話。
でもそういった昔話もあれば、もう少し現実的なジャナカター(民話)もある。
去年のシンハラ語コースでD先生の授業で使っていたのがそのジャナカターの本。

『スリランカーウェ ジャナカター エカトゥワ』
(スリランカの 民話 集)
実はこれは1巻。2巻も出てます。

1〜2ページ程度の短編が全部で160話あったから結局これも全部は終わらなかったけど、シンハラ語の言葉を上手に使った話や、スリランカの人たちがよく知っているもの、あまり聞いたことが無い民話もあるらしいけど、こういう昔話もまたおもしろい。
でもこの本はどちらかというとアダルト向きで、男女間の問題を取り上げた話も多かった。
日本ではスリランカといえば観光旅行、遺跡見学、自然が多くて、動物がいっぱい!そんなイメージかもしれないけど、こういった昔話、民話もたくさんたくさんある素敵な国なんですよ。
文学についても素敵なスリランカ。
その辺りもっと注目されるとうれしい
と思うKeikoでした。

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