ツナミ

夜、テレビを見ていたら「津波がどうやってできるのか」などについての番組をやっていた。[[pict:tv]]
津波といえば2004年12月にスリランカを襲った津波。
それでスリランカでもたくさんの人が亡くなったりして大変なことになった。
私はスリランカに津波が来たときにはまだ「スリランカ」という国の名前も知らずにいたけど、その後スリランカ滞在をしている間にツナミの体験談を何度か聞いた。
朝、浜辺にいたら大きな波が来たから急いで内陸へ逃げて助かった。[[pict:yellow11]][[pict:symbol6]]
波が来て腰まで浸かったけど近くにあった柱をつかんで堪えた。[[pict:yellow9]][[pict:ase2]]
波に流されて近くにきた人を掴まえて助けた。[[pict:good]]
海に遊びに行った親族が車ごと流されて全員亡くなった。
[[pict:yellow15]]
そしてツナミの後、その後処理のボランティアに協力したと「ツナミTシャツ」[[EE:SE006]]を見せてくれた人や、
海辺の貧しい学校の先生がいなくなり、仕事の合間に子供の面倒を見ていた[[pict:pencil]][[pict:note]]という人もいた。
そんな中、悲しい思い出とは反対にツナミに関するこんな笑い話もあった。
友人から「ツナミが来た!」と聞いたある人が空港[[EE:SE01D]]へ行ったという。
ツナミを誰かの名前だと勘違いして有名人が来るのかと空港へ見に行っちゃった![[pict:ase2]]

ということらしい。
これは笑い話なので、本当にこんなことがあったのかただの笑い話として誰かが話したのかはわからなかったけど、そのくらいスリランカの人たちには「ツナミ」が何なのかわからなかったということで、私はスリランカ滞在中この笑い話を一度ならず聞いた。
発生する原因となる地震がないスリランカではなかなか理解し難いみたいだけど今は
「ツナミ=大きな波で危険なもの[[pict:exclamation]]」
ということはわかる。
でも・・・私が気になるのはツナミが危険なものとわかったとしても、
次、もしまた来るようなことになったらどうやって情報を呼びかけるんだろう?
ということ。
日本みたいに速報を出してもテレビもラジオもない家は今でもあるだろうし、近所で気をつけていたって限界があるハズ。
今後の対応が気になるところだけど、スリランカの人たちに聞くと
「カランナ デヤック ネェーネ。(どうすることもできないよ。)」[[pict:yellow4]][[pict:ase]]
とか
「ダンネェー。(知らない。)」[[pict:yellow6]]
と他人事のように肩をすくめる人もいた。
確かに言葉の意味を知っていても個人で知るのには限界があるし、国がちゃんと情報を流さないとどうしようもないということもあるかもしれないけど・・・。
もし万が一またツナミが来るようなことがあってもどんな方法でもいいからみんなで助け合ってどうか無事でいてね。[[EE:AEAD2]]
ツナミがもう来ないことを願いつつそう思うのだった。

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