ナイン アーチ ブリッジ

今日は昨日行けなかったバドゥッラへ行って、その後ヌワラエリヤへ!
と張り切って朝起きたんですが・・・
朝起きてふと思い出しました。
エッラって最近インターネットの紹介で陸橋の上を電車が走ってるってのが出てたよね〜?
あれってどこなんだろう???
ってこれ[[pict:down]]

*画像をクリックすると「最も美しいスリランカベスト10」のサイトに飛びます。
ということで、ホテルの人に聞いてみたところ
「ああ、ナイン アーチ ブリッジですね。」
ということであっという間に判明。
そこまで行けるの??と聞いてみたところ、
「もちろん、最後ちょっと歩かないといけないけど行けますよ。」

早速場所を確認してみたところ思ったほど町から離れてもいないし、見に行ってみるのもいいかも!?
で、バドゥっラへ行く前にせっかくだしと行ってみることに。
車では途中までしかいけないので、その後はスリーウィラーで行けるところまで。
そして後は歩きます。
正直、スリーウィラーなくてもいけるんじゃない?と思ったんですが!
思ったよりもハイキングな道路でした。
スリーウィラーで行けるところまできておいてよかった!
まだコンクリート舗装されていない道を少し進んだら結構急な坂道の小高い丘を登ってさらに進みます。
こんなところにあるの?と思うくらい、全く観光地化されてない感満載。
そしてスリーウィラーを降りたのがこんなところ。

この掘立小屋の向こう側に道があります。
そしてこれまた湿った土の道を降りていって・・・
民家の庭先を通って、最後は庭にいた子供たちに
「こっち、こっち!」
と呼ばれて民家の裏庭に入って表側に回るとそこにはこんな!

線路、あった・・・
でもまだ遠くない??
この道を降りれば線路だよ!
って指さされた道はこれ。

うそん!
しかも隣は崖です。
線路のところにはすでに何人か観光客の姿も見えるんですが、この線路までの高低差って・・・
これをこれから降りるわけ?
まさに
「行きはよいよい、帰りは怖い」
なんじゃ??
と思っていたらこの民家のお父さんと子供が
あ、列車来たよ!!

見てみると列車の走る音と共に遠くに青い影が・・・

この写真サイズでは見えないと思うんですが、拡大すると真ん中辺りにちゃんと写ってるんです。

(もちろん肉眼ではちゃんとしっかり見えますよ)
うほ〜い!!

線路まで行く?行かない??って迷ってる場合じゃない!
「今から降りてもちょっと間に合わない!出来るところまで降りて見えるところで見るといいよ。
半分まで降りてもよく見えるから。」

と手を振って送り出してくれました。
いえ、こちらはそんなありがとう〜!なんて言ってる暇はなくて必死なんですけど。
間に合わないとか言われちゃったし!
靴はいてればもう少しよかったんだと思うんですけど、私、サンダルにワンピースでしたしね。
滑りそうになる斜面を必死に降りてみましたって。
線路の向こう側に渡ることはできなかったけど、何とか斜面は降りきって撮影成功。

必死になると人ってすごい。笑
列車が通り過ぎていったあと、ゆっくりと線路の反対側に渡って9つあるアーチを堪能したのでした。

これはトンネル側まで歩いていって撮った写真。
ちゃんとアーチが9つあるのが見えます。

このアーチがすごいと言われるのは、これを作ったのがイギリスの人たちではなく、スリランカの人であったこと。
この前に鉄筋の橋を作ったそうですが、爆発により壊されてしまったためここは壊れることのない石の橋を作ろう!と石で作ったとのこと。
その後一度も補修をしないまま今まで使われている上、列車に乗っていても全く揺れることもないため列車に乗っている人たちは橋を渡ったことにも気づかないそう。
そのくらいのクオリティと強度で今日まで残っていることは、スリランカの人たちにとっては誇れる嬉しい過去の偉業。
徐々に海外からの観光客も来るようになっているということだったけど、まだスリランカの人たちの方が多いみたい。
私が線路に降りた時にも10人ほどのスリランカ人の団体さんがいて一生懸命写真を撮ってました。
「行きはよいよい、帰りは怖い」じゃないかと思った坂道ももちろんゆっくりゆっくり登って声をかけてくれた庭先まで帰ってきたんですが、この家の人たちも徐々に観光客が増えてくるので線路に降りる途中までの自分たちの土地のところまではしっかりした階段を作って線路がよく見えるようにしようと計画中だそうです。
ただし、坂の途中までは階段が作れても、そこから先ともちろん線路は国の土地。
後は国が観光客を受け入れるために整備をするかどうかは分からないということで・・・
鉄道好きな人にはたまらない場所かもしれないですが、行ってみるのであれば高低差を歩くことを覚悟して行った方がいいと思います。
今日は晴れていたからよかったけど、これで雨が降っていたら降りるのは本当に大変。
霧が出ると、この家からも列車も線路も何も見えなくなるそうです。
とはいえ
「霧の中に列車のライトだけが見える姿も圧巻だよ!」
って言ってましたけどね。
もちろん、この高低差を見て線路まで降りるのは諦める人もいるわけで、私たちの後に来た人たちはこの家の庭先から見える線路の写真を撮っただけで線路まで降りずに帰ってました。
ちなみに・・・忘れないように、今後行きたい方のために聞いてきたんですが、ここを列車が通るのは現在のところ
6:30
9:30
10:55
12:00
13:30
15:30
17:30
20:30
だそうで、ベストビューが見られるのは13:30、15:30、17:30の3本。
もっと言うとこの3本の中で13:30だけが古いスタイルの列車のため、13:30のが見られるとベストだね!
ただし、13:30のは古い列車だから30分とか遅れてくることも多いよ。
ということでした。
ちなみに私が撮影した青い列車は新しい列車です。
そして、徐々に観光客が増えていることからこの家も階段を作り始めているわけですが、トンネルの近くの人たちも小さな休憩所を作って飲み物を販売したりしていました。
列車が来るまでの間、こういったところで座りながら待っているのもいいのかもですね。
列車好きの方はぜひぜひ!見に行って来てみてください[[pict:kirakira2]]

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