ブッダの歯

少し前からスリランカが大変なことになってる。
インドの博物館から ブッダの歯が持ってこられて各地で公開されてるから。
最初はキャラニヤの近くのお寺へ来たんだけど、それを見ようと人が押しかけて深夜になっても来る人が止まらず、交通整理などのために道路に出ている警察官は夜寝る暇もなく、ご飯を食べる休憩時間さえも取れないため、交通整理をしているそれぞれの警察官にご飯が配られるというような状態だったらしい。
スリランカに2週間ほど来てその後インドへ戻ると聞いていたんだけど結局その後2週間延長されることになり、更にスリランカ国内を飛び回っていた。
確かに、今はスリランカでも敬虔な仏教の国といわれているもののお寺はやっぱりビジネスの一環のようになっていて、外国人観光客の行くお寺なんかでは入場料を取ったり、お布施も100ルピーや1000ルピーがお供えされているのをわざわざ見せたりもする。
これだけの人がブッダの歯を見るために集まれば、地元の人たちだけでもお布施もずいぶん集まるだろうし、これからもブッダの歯が来たお寺として話にあげることもできる。
そういった思惑もありそうなにおいがぷんぷんなブッダの歯の公開だった。
そんなブッダの歯は車で運んでいては間に合わない!と軍隊のヘリコプターで搬送。テレビではそのヘリコプターの中や遠くから徐々に近づいてくるヘリコプターの様子見に来た人たちの行列も生中継されて、2005年の愛知万博の毎日の中継を思い出してしまったくらい。
そんな今日はキャラニヤのお寺にブッダの歯が来てるよと聞きつつ、コロンボに用事があったのでバスに乗って行ってみたところ、キャラニヤの郵便局の前当たりまで白い服を着た人たちの行列が・・・。

最後尾の人たち。いつお寺にたどり着けるんでしょう??
写真ではわかりませんがこれでもキャンディロード、片道2車線の大通りです。

ここからだとキャラニヤのお寺まで4km以上あると思うんだけど・・・!?
最後尾には小さい子供を抱いたお母さんや小学生くらいの子供たちもいて、キャラニヤまでまだまだ遠い長蛇の列の最後尾の彼らがキャラニヤにたどり着くのはいつだろう?とかわいそうになってしまったくらい。
普通に歩いても1時間以上かかるのに列に並んでココって!!?
まだ見たのは午前中だったけど、この人たちがキャラニヤに着くころには夕方[[EE:SE44A]]になってるのかも。
脱水症、熱射病にならないように気をつけてよね。

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