泥棒

夜、寮のアンティーが話があると1階の母屋からやってきた。
「実は年末の大晦日に近所で泥棒に入られた家があるのよ。」
すでに他の寮生がその話を数日前に聞きつけていて私もチラッとは聞いていたんだけど詳細情報が入ってきた。
年末、年始ラティンニャ(爆竹)[[pict:bomb2]]を盛んに鳴らしていたスリランカの人たち。
道路でラティンニャを鳴らすのを見にみんな道路に集まってきていた。
その時間を見計らって開いていた裏口から進入したらしい。
だって出掛けたわけじゃなくて道路に出ているだけなんだからかぎ掛けなんてしないでしょう?
しかも泥棒に入ったのは数軒先の同じように寮を経営している家の、それも寮生の部屋。
バッグごと持って行って金目の物だけ取り出してバッグといらないものが家の塀のそばに捨てられていたらしい。
家に人がいるにも関わらず、ラティンニャを鳴らすわずかな時間に持って行くとは・・・。
アンティが言うにはその寮には泥棒が入るのはこれで2度目、家の裏口の近くには裏の家の壁があり、その裏の家の壁を越えれば裏の道路に抜けられるという。
そんな入りやすいルートがあることも問題と言っていた。
私のいる寮はすべての窓に鉄枠がはめてあって、泥棒をしようとしても窓からだと手の届く範囲にあるものしか盗めないし、鉄枠よりも大きなものも持ち出せない。
もちろん中に入られちゃったらおしまいだけどね。
で、アンティの話は[[pict:exclamation]]これまで以上にドアの鍵、窓、不審者には気をつけてね。
ということだった。
スリランカで注意をしなくてはいけないのは現在建築中の家に来る大工さんたち[[pict:home]]や、ポル(ココナッツ)を切りに来る人[[EE:SE307]]たち。
というのも建築中の家を作りに来る大工さんが2階、3階を作るときには近所の家の庭の様子が丸見え[[EE:AE5A4]]になる。
あの家の裏庭にならこっちの家の庭から塀を飛び越えれば入れる[[pict:light]]、とかそういうことが全部見えてしまうということ。
更に数日間ずっと昼間に来て色々と作っていくわけだから近所の家の生活サイクルも知ろうと思えばわかってしまう。
工事をお願いするのはたいてい良く知っている人に頼むけど、その下で働く人はお願いした大工さんが集めてきたりする。
するとその中に時々そういった悪い気持ちを持った人が入ってきてしまうってことがあるらしい。
確かに事が起こってからでは遅いんだけど、泥棒に入られた後よく考えたら先日不審な大工さんが1人いた!なんて話も実際に聞く。
だから大工さんの人数が最初8人だったのに気づいたら9人いる!とか
一日しか来なかった人がいた!そういうことにも要注意[[pict:exclamation]]
ポルを切りに来る人も同じく高いところへ行けばそれぞれの家の様子が丸見えになるということ。
近所のまた違う寮の女の子がある日洗濯物を干そうと外に出たところ、近くのポルガス(ココナッツの木)の上からじーっ[[EE:AE5A4]]とこちらを見てる男の人が!
泥棒をしようとしてココナッツの木にこっそり登って隠れて見ていたらしい。
すぐに警察に連絡して捕まえてもらったこともあったんだって。
枝のないポルガスの上ってことは間違いなく逃げ道は一つだからバレれば確実に捕まるのにそれでも登っちゃってたのはおかしな話だけど・・・[[pict:alien]][[pict:ase2]]
スリランカの泥棒は日本では考えられないような原始的な方法でやってくることもあるんだな〜。
今まで以上に気をつけよう。
みなさんも泥棒さんには気をつけて[[pict:good]]

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