痛いということ

昨日、ピアスを開けてとても痛い思いをしたKeiko。
ここでも少し思うこと[[pict:tulip]]があった。
日本で何か治療なり何なりする場合、なるべく痛く感じないようにと努力してサービスもよくなっている日本。[[pict:hospital]][[pict:ambulance]]
それに対してスリランカではまだまだその辺り未熟[[pict:futaba]]という言い方もできるかもしれない。
でもそれは=悪いことってわけじゃないんじゃないかとも最近よく思う。
スリランカでは早くて生後3ヶ月くらいで女の子は耳にピアスを開ける。
今回、私がピアスを開けたことを寮の子達に話すと
「そんな痛いのはいや〜!」[[pict:ase2]]
といいつつも全員小さい時にあけたピアスの穴にはちゃんとピアスが入っていて毎日学校にも問題なければピアスはつけていっている。
(時々、風邪、熱などの体調不良、何かの都合でピアスの穴の辺りが少し膿んでしまったりするとつけて行かない場合もあります。)
それは彼女達がそういう風習のところにいるわけで、穴を空けなくてはいけないなら小さなころに穴を空ければ痛いということがわからないというある意味理に適っていることではないかと思う。
ピアスだけではなくて痛いと思うことの1つに、歯科治療について聞いたことがある。
スリランカでは日本のように虫歯を治す人が少ない。
子どものころ、歯が生え変わる前にはたいてい歯の磨き方もよくわからず虫歯だらけ。[[EE:AE4EF]]
これがいいことかはわからないけど、小さなときに虫歯を防ぐのはとても難しいことだとまだ子どものいないKeikoだってそれはわかる。
歯が抜け替わった後はみんなしっかり歯を磨くようになる[[pict:kirakira]]んだけど、万が一虫歯になってしまうとスリランカでは歯ごと抜いてしまう。[[pict:pika]]
これは治療に何度も足を運ぶだけの確実な約束ができないスリランカだからこそ。
治すつもりで歯を削っても、削った時点で虫歯がなくなったと思って病院に続けて来ない患者もいるという。
(この場合、個人病院に行くことになると思うので続けていくとお金がかかるからという理由もアリです。)
1度で治療を終わらせるためには抜いてしまうしかない。
抜いてしまえば二度と生えてこないわけだから若ければ若いほど見た目さすがに恥ずかしいし、それが嫌ならしっかり磨かなくてはいけないと感じる。[[pict:kirakira]][[pict:kirakira]]
最近では確かに虫歯治療をしてくれる歯医者さんもたくさんあるけど、場所によってはまだ麻酔ナシ[[pict:tyusha]]で治療するところもあるらしい。
そうするとそこでもとても痛い思いをすることになり、こんな痛い思いは二度としたくない!とそれまで以上に歯を磨くようになる。[[pict:kirakira]][[pict:kirakira]][[pict:kirakira]]
これってスリランカのサービスが日本よりも劣っているという言い方もできるかもしれない。でも私はそれはそれで悪いことばかりじゃないんじゃないかと思う。
痛さにつながることでそれまで以上に注意[[pict:exclamation]]する。
一生ものだと思えばこそ大切にする[[pict:symbol1]]という気持ち。

何か事故をして傷を負っても、腫瘍ができたと手術をしてもその痕は意外とそのまま残ってしまっている。
日本では傷跡が残らないようにと一生懸命になる。
それは確かにいいことだと思う。
そうしなくてはと一生懸命になる本人や周りの気持ちも十分わかる。
でもその傷跡を見ながらそれも自分の一生の思い出として見るたびに思い出しているスリランカの人達や、その傷も一緒に全部ひっくるめて相手のことを好きになって結婚していくスリランカの人達を見るとき、私はそれも素敵なことじゃないかと思う。
もちろんなるべく傷ができないようにといつもどこでも注意しなくてはいけないのは不便とも言えるけど、それ以上に大切にするという気持ちも芽生える。
そういう生きている人が本来持つ本性なり、野生に訴えかけながら生活しているスリランカの人達が時としてKeikoにとってはとても尊敬のような、愛しさのような何かを感じたりする。
痛い=痛くないようにすること
ではなく
痛い=気をつけること
私もこういった点でスリランカの人達を見習わなくてはいけないと私の虫歯治療の多さをちょっと恥ずかしく思う今日この頃だった。
*ちなみにスリランカでは虫歯治療をしているとわかると子どもにも笑われます。
治療している歯が多ければしっかり磨けていなかったということなので、それができない(自己管理ができい)という意味に感じるようです。
確かにそう考えると奥歯の治療がたくさんしてあるKeikoの歯はスリランカに生まれていればもうほとんどなくなっちゃってる・・・笑

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