7つの命

シンハラ語の授業で私が今、一番楽しみにしているのがB先生の授業。
B先生はまだ先生の中でも先生になったばかりの若い先生だけど、いつも一生懸命教えてくれる。
そんなB先生が現在教えてくれているのはスリランカでとても有名な「ハッパナ(7つの命)」というお話。
この話はキリハーミという男の子がある日お坊さんに
「私の死ぬ日はいつですか?」
という質問をする。お坊さんは
「頭と足が同時に冷たくなったとき。」
と答えるんだけど、これを聞いたキリハーミはこれから後、頭と足を同時に水につけないようにして生活をしていく。
でもいろいろなトラブルが起こって頭と足が同時に濡れてしまったとき、キリハーミは自分が死んでしまったと思って
「マンマラー!マンマラー!
(ぼくが死んだ!ぼくが死んだ!)」

と騒ぐ。
死んでしまったキリハーミがその後また色々な人に出会って何とかして命を取り戻していくんだけど、そのときには
「パナ アーワー!パナ アーワー!
(生き返った!生き返った!)」

と喜んで命を取り戻してくれた人のお手伝いをする。
(元々死んでもいないんですけどね[[pict:ase]])
そうして死んでは生き返りを7回繰り返して・・・というお話。
この話はスリランカではドラマにもなったことがあるということだけど、話の内容を読んでいくとこれをドラマにして役者さんたちはどうやって演技をしたんだろう??と思ってしまうほど体を張らないといけなさそうな場面も出てくる。
この話はB先生に解説してもらっているんだけど、それを今度は私が全部日本語でまとめて書いている途中。
全部終わったらまたどこかで紹介したいというひそかな野望も持ちつつ・・・
でもこの話を読んで今までにないシンハラ語の姿も知ることができた。
今までは絵本ばかり読んでいたから単語も文章も簡単なものばかり。今までは気づけなかったんだけど、この話はとても表現力が豊か。
日本語で書くと逆にその豊かな表現が消えてしまいそうな気がするくらい。
もちろん日本語だってシンハラ語だって英語だって表現力はそれぞれにあるから今まで私が知らなかっただけだけど、それが知れたことがまた新しいシンハラ語との出会い[[pict:symbol1]]になった。
この本を読んだからこそこういった表現力のある話をもっと読みたくなるし、そう思うことが更なるシンハラ語の上達になるんだろうとも思いつつ・・・
まだまだKeikoのシンハラ語に対する興味は尽きません。[[pict:good]]

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