お寺に供えるお花

日常のふとした何気ない一瞬の動作などでスリランカを思い出すことはとても多い。
今日はドラマの中で花束のにおいをかぐ動作をするのを見て思い出した。
スリランカに滞在していたとき、お寺にお参りに行くことが多かった。
特に最後、ヌワラ(キャンディ)に滞在していたときには仏歯寺もあるし、いいことや悪いこと、気分的にも嫌な気分になったりしたときにはよくプージャ(礼拝)に行っていた。
そういうときに欠かせないのがお供え用のお花[[pict:item1]]
大きなパンサラ(お寺)ではお寺の外や中でもよく売られていて、仏歯寺では最初のセキュリティーチェックのある正面入り口の広場の脇の道ばたとチケットカウンターを過ぎてお堀の橋を渡ったところで売られている。
私はいつも正面入り口の広場の脇、たくさん花屋さんが並んでいるところで買っていたけど、そういうプージャのお花は水をかけられて[[pict:kirakira2]]きらきら[[pict:kirakira2]]してきれい。
きれいだな〜思うと思わずくんくんとにおいを嗅いでしまいそうになるけど、
ちょっと待って!くんくんはダメ!![[pict:exclamation]]
神聖なお供え物にする花のにおいを私たちがくんくんとするのはお供え物に対して失礼になってしまうからにおいを楽しんではいけないと言われる。
日本ではそういうことを気にしたことはなかったからそれを聞いてより仏教に対しての敬虔さを感じた。
このお花といえば、買った時に薄いお皿のようなダンボールにこんもりと山にされているから気をつけて持っていかなくてはいけないけど風が吹いたりすると1つ2つ落ちてしまったりする。
そういう時、せっかくきれいに山になっているのにしまった!と思って拾いたくなってしまうんだけど、実はこの落ちてしまったお花ももう拾わずにお供えに行かなくてはいけない
というのも神聖なお供えにするためのお花なのにそれに落ちたものを乗せるのは良くないことだから。
どおりで歩いていく道すがらポトポト[[pict:item1]][[pict:item1]]と花が落ちているわけだ。
だからこそダンボールもたいてい2枚セットになっていてお皿代わりになるダンボールに花を乗せて、もう一枚で上に蓋をして落ちたり飛んでしまわないようにするようになっている。
もし風が強いときにお花を買ったらそっと蓋をしてセキュリティーを通り、本堂へ行ったら蓋を取ってお供えの台か1日3回のご開帳の時間であればカランドゥ(仏歯の納められた仏塔の形をした入れ物)のところへお供えをしてくる。
そうしてみんなが持って行くからいつもスリランカのお寺は花であふれていた[[pict:item1]][[pict:item1]][[pict:item1]][[pict:item1]][[pict:item1]]
懐かしいな〜!
でもお寺も懐かしいけど、お花屋さんのみんなも元気にしてるかな〜?[[pict:futaba]]

私がいつもお花を買っていたお花屋さん。
日本のお花屋さんのようではなく、お供え用のお花だけがたくさん置かれています。


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