サマンピッチャマル

スリランカでお寺の花というとアラリヤ。

Temple Treeって言われることからもお寺に関係があるって分かるけど、スリランカの人たちはアラリヤと聞くとどうしようもなくお寺を思い出すらしい。
ちなみに大統領官邸の名前はシンハラ語名では「アラリヤ ガハ マンダラヤ」
「アラリヤの木の官邸」って意味ですね。
そんなお寺の木で一番に思い出すのはアラリヤだけど、もう1つお寺にみんなが持って行くのがジャスミンの花。
いろんな種類のジャスミンがあるけど、その中の1つはシンハラ語ではサマンピッチャマル(サマンピッチャの花)って言われます。
このサマンピッチャマル、いろんな詩や本なんかでもよく出てきて、ジャスミンの花の中でもとてもいい匂いがするって聞いてた。
でもなかなか「これがサマンピッチャマルだよ!」っていうのを見かけることがなくていつか見たいな〜と思っていたら今回田舎の家の裏庭にいっぱい咲いたそうで、1つちぎって持ってきてくれました。


念願のサマンピッチャマル!![[pict:heart]]

いつもお寺に持っていってるジャスミンよりも大きいしポクルポクル(固まっている様子)してる〜!
お寺に持って行くわけじゃないから匂いも嗅いでみたけど残念ながらこれはあまり匂いはしませんでした。
*お寺にお供えする花はきれいで新しいものを持って行かないといけないわけですが、匂いを嗅いでしまうと使用済みになってしまい、使用済みのものをお寺にお供えするのはブッダに失礼という事でお供えする花の匂いは嗅いではいけません。
ちなみに花びらが上手に開いていないもの、折れてしまったもの、落ちてしまったものもお供えする人の心が反映されるという事で特に摘む時点できれいでないものは避けるようにします。
シンハラ語の小説に『サマンピッチャマルのよい匂いが風に吹かれて夕方の庭いっぱいに広がっていた』
とかいう文章があったりもするし、情景は分かるけど・・・
いつか生のサマンピッチャマルの匂いもちゃんと知ってみた〜い!![[pict:kirakira]]

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